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マクロン夫妻が出会った街・アミアンってどんなところ?

マクロン夫妻が出会った街・アミアンってどんなところ?

マクロン仏大統領とその妻ブリジットは、2人ともパリ北部の町Amiens(アミアン)出身。2人の出会いもこの町でした。

世界遺産のゴシック式カテドラル

アミアンは、パリから列車で1時間強の場所。なんといっても有名なのは、世界遺産にも登録されているノートルダム大聖堂です。13世紀に建てられたもので、ゴシック式のカテドラルとしては、最も大きいもののひとつです。その規模にもかかわらず、レース細工のような彫刻が、繊細さを感じさせるカテドラルでもあります。

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©Yvonne Rieschke アミアン、ノートルダム大聖堂

内部の床には、信者が巡礼代わりに膝立ちで辿ったという迷路も残っています。

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©Yvonne Rieschke アミアン、ノートルダム大聖堂の迷路

毎年夏には、プロジェクションマッピングで、中世の彩色されたカテドラルをよみがえるショーも見ることができます。

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© Laurent Rousselin - création Skertzo pour Amiens Métropole

いまも残る運河の町の面影

アミアンは運河の町でもあり、町の中心には、ソンム川の支流や運河が何本も通っています。Saint Leu(サン・ルー)と呼ばれる界隈には、昔は水車も多くあったそうです。いまでは、小さなカラフルな家が並び、アートギャラリーや本屋、骨董品屋、バーなどが入っています。

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© Bernard Maison - Amiens Métropole 夜のサン・ルー

土曜の朝は、このサン・ルーで、野菜の水上市が開かれます。運河が総長65kmもめぐるという湿地畑で栽培された野菜が、船でここまで運ばれてくるのです。

『十五少年漂流記』の生まれた書斎

アミアンは、また『八十日間世界一周』や『海底二万里』などの著作で有名なJules Verne(ジュール・ヴェルヌ)が晩年を過ごした町でもあります。アミアンの市会議員も長く務めたジュール・ヴェルヌが住んだ家は、今「ジュール・ヴェルヌの家」という博物館になっています。

19世紀の家具が残り、ジュール・ヴェルヌの小説の世界が味わえる空間となっていて、彼の作品を読んだり、映画を見たことがあれば、子どもも大人も楽しめる展示が多くあります。

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© Laurent Rousselin, Amiens Métropole アミアン、ジュール・ヴェルヌの家

アミアンのあるソンム県は、なだらかな丘陵の緑多い土地で、英仏海峡に面する美しいソンム湾は、自然の宝庫で、渡り鳥やアザラシが多く観察されることで知られています。

歴史と文化と自然の共存するアミアンとその周辺。マクロン大統領夫妻の出身地とあって、今後さらに観光客が増えそうな予感がします。

Amiens et l'Amienois

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冠ゆき
山田流箏曲名取。1994年より渡仏。大学院での研究の傍ら、国立大学や専門学校で日本語日本文化講師を勤める。2000年より、ポーランド五年、イタリア三年半、中国四年半の生活を経た後、2013年夏フランスに戻る。旅好きでもあり、今までに訪れた国は約40カ国。六ヶ国語を解する。多様な文化に身をおいてきた経験を生かして、柔軟かつ相対的視点から、フランスのあれこれを切り取り日本に紹介中。

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