足を踏み入れた瞬間にパワーをもらえる、いつだって上昇を続ける街・ニューヨーク。新しい地下鉄の路線の開通、インターネット・キオスクがストリートに登場、ハドソン・ヤードなど新しいエリアの開発......と、今年もたくさんエキサイティングなニュース目白押しです。
そんな新しいニューヨークを心置きなくエンジョイするには、まずはお腹を満たし、エネルギーチャージして挑みたいところ。そこで、オープン直後から話題沸騰の最新アドレス、選りすぐりの4店を紹介します。
料理専門家も認める、ソーホーのフレンチ「Le Coucou」
ソーホーのホテル「11Howard」の一階にちょうど1年前にオープンしたのがフレンチ「Le Coucou」。「Buddakan」など多くの話題のレストランのオーナーであるスティーブン・スターと、パリの名店「Spring」のシェフ、ダニエル・ローズによる伝統的なフランス料理をベースにしたフュージョンです。
週末や、平日のディナーはいまだに予約が難しく、なかなか行きたい時にテーブルが確保できない状況が続いています。旅行なら、とりあえず、このお店の予約をしてしまってから残りの予定を決めた方が良さそう。人気の高さは予約の難しさからも伺えますが、それもそのはず、有名料理家もおすすめとして筆頭に挙げているだけあって、その味は保証つきです。
ローマン・アンド・ウィリアムズが手がけたというインテリアはシャンデリアが印象的。パリのロマンティックとニューヨークの洗練がさりげなくミックスされています。思わずインスタグラムにあげたくなるような素敵な空間で頂くフレンチはニューヨーク時間を、より至福のものにしてくれます。
カリスマシェフが手がけるベジタリアン「abcV」
グルメなニューヨーカーなら知らない人はいないカリスマシェフ、ジャン・ジョルジュ・ヴォンゲリスティンの、ニューヨークで3店目となるのがベジタリアン料理「abcV」です。
こちらも現在非常に予約困難ですが、ニューヨークでしか味わえない、身体にも地球にも優しい、注目のベジタリアン・ヴィーガン料理はぜひ体験したいもの。シャビーなムードのインテリアは、先にオープンした「abcキッチン」のテイストを受け継いでいて、食器やテーブルの花に至るまで真似したいセンスに溢れています。
ベジタリアン、というとカフェのような手軽なお店、と捉えてしまいがちですが、キャンドルの灯るディナーにもしっかり対応する料理の数々。素材を活かしつつ、珍しい食材や凝った味付けで野菜の可能性をさらに広げています。まさに新感覚が味わえます。
アート鑑賞の余韻とともに「Flora Bar」
メトロポリタン美術館別館として生まれ変わった「メット・ブロイヤー」の地下一階にオープンしたのが「Flora Bar」。レストラン・オーナーのトーマス・カーターが手がけ、イグナシオ・マットがシェフを務めるフルサービスのレストランです。
ウニや海苔を使用するなど、シーフードのメニューが豊富で、それに合わせるワインのセレクションも充実しています。吹き抜けの天井が気持ち良い空間で、心も身体も満たされる体験ができそうです。
モントークの潮風を感じる「Out East」
先月イーストビレッジにオープンしたばかりのシェフ、ティム・メイヤーズが手がける「Out East」。海のような爽やかなロー・フードや、サラダなどの野菜料理、丁寧にローストした肉料理など、ニューヨークの避暑地であるモントークをイメージした、フレッシュなメニューが特徴です。
小さな入り口から想像がつかないほど奥に広がる店内は、ガラスの屋根が気持ちよく、初夏の雰囲気にぴったりです。リッチなニューヨーカーたちがセカンドハウスを構え、夏を過ごす場所であるハンプトン。その人気エリアであるモントークの地ビールとオイスターをつまめば、気分はすっかりバカンスです。
ニューヨークの「今」を満喫できる、ニューオープンのレストランはどれもこの街らしいこだわりがあって一見の価値あり。予約が難しくてもぜひ訪れたい、サプライズと発見に満ちています。

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