じつのところ、腕時計をしない日が増えた。
街行く人をみても腕時計をしていないひとが増えたと思う。
時計がなくてもスマートフォンを見れば時間はわかる。電車の中で読む文庫本を読む人も減った。時間を持て余すことはないけれど、どういうわけかいつも時間がない(苦笑)、そんなことにはなってはいないだろうか。
最近、休みの日くらいはスマートフォンを持たずに(それができなければ、せめてバッグの底に押し込んで)、腕時計をして出かけたいな、と思うようになった。
女性をエレガントに見せるアイテム、腕時計
腕時計はとてもエレガントなアイテムだ。ちょっとだけ腕を曲げて、手元を覗き込む所作。ゆったりと小首をかしげる動作はなかなかに優雅に映る。せわしなく腕を上げ、しかと時間を確かめる、なんて見方じゃあ、美しいどころかガサツにみえそうだけど。
今や絶対必要とは言えなくなった腕時計。
「わざわざつけるモノ」という新しい価値を得て、むしろ大人の女性ならではの優美な余裕をあらわす小道具に昇格した。携帯電話で時間を見る無粋より、腕時計で美しく時を確かめられる女性に魅力を感じる。
持っておきたい3つのタイプ
スタイリングを考えるなら、最低でも3タイプの時計を手に入れておきたい。
ひとつはメタルのブレスレットタイプ。通年使えるけれど、とりわけ夏はメタルの軽やかさが必要だ。2つめは秋から春にかけて活躍するレザーストラップのもの。そして3つめはドレスアップした時に身につけるエレガントなドレスウォッチ。
華奢で小ぶりなフェイスなら和装にもぴたりとはまる。メタルかレザー、どちらかをマニッシュなラージサイズに、もう片方は一般的なレディスサイズにしておけば、さまざまなスタイリングにそれぞれマッチした時計を合わせることが可能になる。
自分の時を刻む相棒を探して
腕時計は一緒に時を刻む相棒的存在。大きな買い物になるからなかなか新調はしないけれど、もしも何年も新しい時計を買っていないのなら、今の自分の時を刻むに相応わしいニューフェイスを探してみては如何だろうか。
その時計が、これまでとは違ったフレッシュな時間を運んで来る。新しい時計はそんな楽しい妄想を掻き立ててくれる。
撮影/柳原久子

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