女優として、料理本の著者として、そしてライフスタイルを提案するラグジュアリーな人気サイト「goop」のファウンダーとして。どの分野でも輝かしい成功を収め、常に第一線で活躍しているグウィネス・パルトロウ。
彼女のセンスが詰まった「goop」の世界に触れられるのが、ハンプトンに夏季限定でオープンしている「グープ・マーケット・アマガンセット(goop MRKT Amagansett)」(〜8月20日)。このポップアップショップでは、洗練された都会の女性たちが過ごす夏の香りを感じることができます。
ヴィンテージ感たっぷりのサマーハウス
ハンプトンといえば、ニューヨーカーがセカンドハウスを構える避暑地。ショップがあるアマガンセットのエリアには、グウィネス自身も別宅を所有しているのだとか。
プロデューサーの父と女優の母との間に生まれ、恵まれた少女時代をニューヨークで過ごした彼女にとって、ハンプトンは子供の頃の夏が詰まった思い入れのある場所。毎夏、オンラインショッピングサイトの「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」とのコラボイベントを開催し、「goop」のサイトでは毎年ハンプトンガイドを更新していることからも、彼女にとって特別であることは確かです。
今回ポップアップショップとなった、一世紀を越すという古く小さなコテージは、大柄なアメリカ人が入ると床がきしんで穴が開いてしまうのでは......と思わず心配になるほどのビンテージ感。
小さなコテージの中はコーナーごとに、テーマの違うアイテムが並べられています。コスメ、アクティブウェア、キッチングッズ、服、ガーデニンググッズなど多種多様。まさにニューヨーカーの夏の必需品が全て揃った店内です。
ノスタルジックなムードで人気の「リサ・マリー・フェルナンデス(Lisa Marie Fernandez)」の水着や、「goop」オリジナルの服、100パーセントアメリカ製の「タイダル(Tidal)」のビーチサンダル、「カユ(Kayu)」のバスケットなどニューヨークのハイセンスな女性の愛用品がずらり。
自分の中の「パンクロック・キッズ」を信じて
現在では、女優というよりも起業家として輝いているグウィネス。実際、女優の仕事は2015年の映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』以降出演作は公開されておらず、いまはビジネスに集中している様子。
個人的には女優時代から、プライドの高い優等生的なイメージがありましたが「LinkedIn」のインタビューでこんな風に語っていたのが意外でした。
デビッド・ボウイだったか、誰かが「一番手になるな、2番手を狙え」といったアドバイスをしていたけど、わたしはそれに耳を貸さなかったわ。(中略)私の中に存在する「パンクロック・キッズ」が私の決断にとても重要なの。彼女は話す前にちょっと抑えて考えさせる必要があるけど。
「LinkedIn」より翻訳引用
既存の安全な道を選ばず、冒険も厭わないお嬢様。今では100名弱の従業員を抱える女性のボスとしても順調にそのキャリアを積んでいます。
夏のエッセンシャルが詰まったショップ
シャビーでナチュラル、理想の夏の家といった感じです。
コテージを囲むガーデンはランドスケープ・アーキテクトで「Vogue」に寄稿するエディターでもあるミランダ・ブルックス(Miranda Brooks)によるもの。コテージの窓から覗く、密やかに咲く小さな花たちが可愛い。
「Charles & Co. Design Studio」による、ヨーロッパの海岸をイメージしたインテリア。
プラダといったハイブランドのスライドやバッグもさりげなく置かれています。
ニューヨークの名物デリ「Eli's(イーライズ)」のパンなど食品は毎朝調達されてきます。
こんな淡い色合いの涼しげなグラスはレモネードを飲むのにぴったり。
オンラインショップでしか買えない「goop」オリジナルコスメや、グウィネス御用達の健康グッズなど気になるアイテムを実際に手にとることができます。
今後、「goop」はグウィネス色を少なくし、よりオリジナルな展開をしていくとか(彼女は運営側として変わらず参加)。セレブブランドの枠を超える「goop」、これからが本当の彼女の手腕が問われるようで、期待しています。

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