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「職場の妬み」を昇華させる4つの方法。ドラマ『フュード/確執』に学ぶ

「職場の妬み」を昇華させる4つの方法。ドラマ『フュード/確執』に学ぶ

ハリウッドを代表する往年のベテラン女優、ジョーン・クロフォードベティ・デイヴィス

2人の唯一の共演映画『何がジェーンに起ったか?』の撮影現場で繰りひろげた壮絶なバトルがつぶさに描かれた海外ドラマ『フュード/確執 ベティvsジョーン』が2017年9月29日(金)よりスターチャンネルにてスタート。

今回はそんな2人に学ぶ「仕事場で起こる妬み」を昇華する4つのステップをご紹介します。

大女優2人のすさまじい敵対心を描く話題のドラマ

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サイレント映画からキャリアをはじめ、トーキー映画の時代にはいっても活躍し続けたジョーン・クロフォードとベティ・デイヴィス。生き馬の目を抜くようなハリウッドを生き抜いてきたオスカー女優2人が、1962年に共演した傑作映画『何がジェーンに起ったか?』の撮影の裏で繰りひろげた壮絶な対決をご存知でしょうか?

ハリウッド史上最大のライバルと呼ばれた名女優2人が人目をはばからず敵対した模様を描いた海外ドラマ『フュード/確執 ベティvsジョーン』。現代の名女優、ジェシカ・ラングがジョーン・クロフォードに、スーザン・サランドンがベティ・デイヴィスを実物そっくりに演じ、2017年度のエミー賞に18ノミネートされたという話題沸騰中の作品です。見所はこの2人がお互いに抱くすさまじい敵対心とその行方

今回は、オハイオ州立大学のフィッシャーカレッジ・オブ・ビジネスのターニャ・メノン助教授と、ノースウェスタン大学のケロッグ・スクール・オブ・マネジメントのリー・トンプソン教授が「ハーバード・ビジネス・レビュー」に寄稿した記事を参考に、仕事場での妬みを昇華する4つのステップを、このドラマにならって紹介します。

1. 自分の妬みを分析する

「ハーバード・ビジネス・レビュー」によると、妬みは自分の価値観をはかるものだそう。じつは、ジョーンは長年ベティに対して妬みを感じてきました。裕福な幼少時代を送りブロードウェイからハリウッドまで女優としての王道を歩んだきたベティ。ハリウッド映画史上屈指の演技派女優でアカデミー賞ノミネートは11回、主演女優賞を2回も受賞しています。

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一方、貧しい育ちでダンサーから女優にのし上がったジョーンはノミネートは3回、受賞は1回だけ。その美しい外見で1930年代~40年代を代表する女優となったジョーンは、美貌が衰えた50年代以降はスターの座から転落していました。

ところが、ジョーンのスゴい点は、ハリウッドに返り咲くためにはベティのように演技派女優としての名を上げることだと冷静に判断したところ。

しかも、自分より実力のあるベティをあえて共演者にすることで克己して演技力を磨くことを決意したのです。ライバルを遠ざけるのではなく、ライバルから学ぶジョーンの姿勢はお手本にしたいですね。

2. ライバルではなく、過去の自分のパフォーマンスと比較する

他人と自分を比較するとモチベーションが上がるときがありますが、必要以上に自分に厳しくしてしまうときもあります。

ライバルに自分を重ねるのではなく、自分の過去のフォーマンスを改善するように心がけると、達成感を感じやすく仕事のパフォーマンスが上がると「ハーバード・ビジネス・レビュー」で説明しています。

ドラマ『フュード』では、映画の撮影初日のエピソードが示唆的。ジョーンは、ベティよりも自分の存在感をアピールしようと自分が美しく見える衣装を選びますが、ベティは精神を患った狂気の女、ジェーン役を演じるためにわざと自分が醜く見えるメイクと衣装に身をやつします。

ベティはジョーンに対してではなく、女優としての自分の過去のパフォーマンスに挑戦し、演技派としてさらなる飛躍を遂げたのです。

3. 評価はチームで分かちあう

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40代の女性の中には管理職の人がいるでしょう。自分がもつ妬みに注意しなければいけないのも事実ですが、チームのなかで妬みや嫉妬が起こらないようにするのも管理職の仕事

チームを管理するときにはついついデキる部下に目が行きがちですが、デキる人を支える人も同じく大事な存在。リーダーだけではプロジェクトを遂行することができないからです。自分がマネージャーの立場である場合、特定のひとりだけを褒めるのはやめておきましょう

このドラマに見るジョーンとベティの確執がどんどん悪化するのは、『何がジェーンに起ったか?』のロバート・アルドリッチ監督のマネジメントのまずさも一因。

アルドリッチ監督は、当初ベティのギャラをジョーンより高く設定したうえ、ベティ役作りに対してジョーンの目の前で拍手喝采します。ベティのギャラと評価の高さにジョーンはますます嫉妬し、2人の関係は悪化するばかり。

一方、もし自分だけが評価されても、かならず同僚や部下と評価を分かちあうことを忘れてはいけません。ライバルを蹴落とすよりも、将来自分の味方になってくれる人脈作りをするのほうが自分の成功につながります。

4. ライバルとは異なる目標設定をする

さらに、チーム全体の目標はひとつでも、個人個人の目標は異なるものにしたほうが無用な妬みが起こらず、チーム全体の生産性が高くなるそう。

本作ではジョーンとベティがアカデミー賞受賞という同じ目標を掲げたばかりに、オスカーをめぐってとんでもなく醜悪な闘いが勃発します。あろうことか、「大女優2人を競わせたらおもしろい映画になる」と映画会社は判断して、あえて2人を競争させようと画策。

一説には、映画の撮影中ジョーンとベティが実際に戦うシーンで、2人とも本気で暴力をふるいお互いに怪我を負わせたのだとか。お互いを殺しかねない鬼気迫る2人の演技で映画は大成功に終わりますが、ジョーンとベティの争いはアカデミー授賞式にまで持ちこされ、ジョーンはハリウッド史に残る暴挙に出てしまいます......。

ライバルとはできるだけ違う目標を設定したほうが、前向きに仕事に集中できるというもの。部下にはそれぞれに異なる目標と評価基準を設けたほうが得策です。

妬みの感情は人間の性。そんな気持ちが起こったら、まずは自分の妬みを分析して、自分がなにを欲しているのか認識する。そして、ライバルと比較するのではなく、自分のパフォーマンスだけに目を向ける。

女優としては大成功したジョーン・クロフォードとベティ・デイヴィス。せっかくの輝かしいキャリアに黒歴史を残した2人の姿から、職場で起きる妬みを昇華するスキルを習得しておきたいものですね。

フュード/確執 ベティvsジョーン

BS10 スターチャンネルにて、9月29日(金)23:00より毎週金曜<独占日本初放送>スタート9月23日16:30より第1話無料放送あり10月4日23:30より日本語吹替版も独占放送スタート 『フュード/確執 ベティvsジョーン』サイト

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Harvard Business Review

此花さくや

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