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ペプシコCEOインドラ・ヌーイが考えるプライベートと仕事の両立

ペプシコCEOインドラ・ヌーイが考えるプライベートと仕事の両立

働く女性にとって、一日のうちに仕事が占める割合はかなり大きいものです。そうすると、どうしても「仕事=自分」となってしまうのも無理はないかもしれません。

たしかに、仕事や職業というのは、その人のアイデンティティを構成するかなり重要な要素です。一生懸命に働くのは素晴らしいことですが、仕事以外の人生もまたとても大切

米ペプシコの会長兼CEO、インドラ・ヌーイ氏の母親とのエピソードから、バランスの取り方について考えてみましょう。

大企業のCEOも自宅では家族の一員

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インドラ・ヌーイ氏(写真)は、あの夜のことを忘れたことがないという。 World Economic Forum / Flickr

インド出身のインドラ・ヌーイ氏は、大学までをインドで過ごした後に渡米し、イェール大学大学院を卒業。ボストン・コンサルティング・グループやモトローラなどを経て、1994年にペプシコ入社。2001年に社長、その5年後にCEO、さらに2007年には会長にまでのぼり詰めました。

最初に社長に任命された時は、もちろん大喜びだったそう。ところが、母親の反応は意外なものでした。

2001年、ペプシコの社長に任命され、帰宅したときのことを私は決して忘れない。自宅にちょうど母が来ていた。

「すごくいい知らせがある」と私が大きな声で言うと、母は「後で聞くから、ちょっと牛乳を買ってきて」と答えた。

それで私は牛乳を買いに出かけた。戻ったとき、私はかんかんに怒って言った。「いい知らせがあるって言ったでしょ。ペプシコの社長に任命されたの。なのに、牛乳を買ってこいだなんて」

すると母は言った。「待って。あなたはペプシコの社長になるかもしれない。だけど、この家に一歩入ったら、妻であり母であることがあなたにとっての最優先事項。その役割に代わりはいない。だからその王冠はガレージに置いてきなさい」

Business Insider Japan」より引用

せっかく立派な肩書きを手に入れたのに家族がそこまで喜んでくれなかったら、たしかにちょっとショックかもしれません。ヌーイ氏の気持ちも良くわかります。

けれども、肩書きを手に入れてもチヤホヤされないかわりに、仮に失ってしまっても変わらず家族として接してくれる、ということなのかもしれません。

立派な肩書きがあろうがなかろうが、大切な家族に変わりはない。ひとりの人間として変わらず接してくれる味方はたしかにとても貴重な存在です。

個人の努力だけで乗り越えられない問題は企業がサポートを

しかし、母親に妻、大企業のCEOとすべての役割を完璧に演じ分けるのは、実際には難しいことです。いくらヌーイ氏のようなスーパーウーマンでも生身の人間ですから、時間と体力には限界があります。

個人の努力だけでは乗り越えるのが難しい部分については、企業が率先してサポートしていくことが大切だとも語っています。

「これは至急取り組むべき課題だ。企業として、社会として一致団結し、幼い子どもや年老いた親を世話する労働者を支えていく必要がある」

ヌーイ氏によると、ペプシコは今秋、本社従業員向けの社内託児サービスと、テキサス支社従業員向けの職場付近での託児サービスを始める。

「それは我々のより広範な取り組みの一環にすぎない。子どもや高齢者の世話をしている従業員を可能な限りサポートし、従業員がキャリアだけでなく生活をも築いていけるようにしていく」

Business Insider Japan」より引用

仕事と私生活のバランスを上手にとるのは、なかなか難しいことです。生きていくために仕事は一生懸命にしなければならないし、だからといって仕事にのめり込みすぎたせいで私生活に支障をきたすのも悲しいもの。

ヌーイ氏が言うように、企業のサポートが充実すれば両立もしやすくなるかもしれませんね。

Business Insider Japan

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吉野潤子
ライター・英語翻訳者。社内資料やニュースなどの翻訳者を経て、最近はWebライターとしても活動中。歴史、読書が好きです。

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