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【ビジネス手土産 #30】パンと合わせてワインのおともに。ドライフルーツ入り羊羹

ビジネス手土産

【ビジネス手土産 #30】パンと合わせてワインのおともに。ドライフルーツ入り羊羹

窓から吹きこむ風が心地よく、夜ふかしも楽しい季節になってきました。選ぶ手土産も、こっくりと秋色になってきて、味わいも、濃く、深みのあるものに。

今回ご紹介するのは、通年買えて、どの季節にもハマる! だけど、やっぱりこの季節が一番似合う(と、わたしが思っている)進化系の羊羹です。直球勝負では芸がない。だけど、ただ斬新なわけでもない逸品を贈りたいときに、ぜひ。

海外にも活動の「和」を広げる和菓子職人チーム

東急池上線「長原」駅から直ぐ近くに、拠点を構える「wagashi asobi」。商品の販売はしているものの、店舗でも工房でもなく、この拠点は「アトリエ」と呼ばれています。

じつは、「wagashi asobi」には2つの顔があるのです。そのひとつが、和菓子店としての「wagashi asobi」。商品はぐっと絞り込んで、自信作の2種類のみ。商店街の小さな和菓子屋を目指し、「地元の方々に自慢の手土産として選んでいただけるような和菓子に育てたい」と、心を込めてつくり、販売しています。

そして、もうひとつの顔。それは、首都圏を中心に、国内だけでなく、NYやパリへまでも活動の「和」を広げる和菓子職人としての「wagashi asobi」。メンバーは、稲葉基大さん、浅野理生さん、境野敦士さん、成田翼さんの4人。和菓子の新しい可能性を探るため、多方面で活躍する面々と"wagashi"を介して"asobi"という活動をしているのです。

「意外性」に遊ばれるワクワク感

前置きが長くなりましたが、そんな「wagashi asobi」が、「自信作」として店頭販売をしている2種類のうちのひとつが、この「ドライフルーツの羊羹」なわけです。

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一見すると和菓子というより洋菓子のようなパッケージ。でも、ちゃんと「ドライフルーツの羊羹」とカードが添えられています。開けて中身を確認するまで、「パウンドケーキとか濃厚なショコラのテリーヌが出てくるんじゃ......?」なんて頭をよぎってしまいますが、封を開けてみると、やっぱり羊羹。

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「ドライフルーツの羊羹」(1棹)2,160円(税込)。お取り寄せ・発送もできます。

優しく包丁を入れてみると、やっと現れました。ドライフルーツ! 無花果、苺、胡桃の断面が、美しくお目見えです。

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と、ここまできても、まだ「あ、たしかに干し柿も和のドライフルーツだし、昔から柿羊羹とかあるものね」と想像力の乏しい考えを頭に残していたわたし。口に運んで、大きく心を揺さぶられました。ラム酒!? おいしい......!。

ラム酒の香りに包まれたドライフルーツの甘さ、酸味、そして歯ごたえが楽しく、それぞれの要素を違和感なく羊羹がつないでいます。このきめ細やかな羊羹は、北海道産小豆の上質な餡と沖縄県西表産の黒糖、そしてラム酒で炊き上げているのだとか。

パン、コーヒー、ワインにも。国境を超える素材合わせ

この「ドライフルーツの羊羹」は、「パンに合う和菓子」を依頼されたことから、パテやテリーヌのような羊羹をイメージして生まれたそう。実はこの斬新なように思える素材合わせも、それぞれの相性をひとつずつたどっていくと、すべてに合点がいくこと、お気づきでしょうか。

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まず、ドライフルーツや胡桃入りのパン、餡の入ったあんぱんはポピュラーですね。また、苺大福やフルーツあんみつのような、餡の甘さとフルーツの酸味の組み合わせ。そして、ドライフルーツと黒糖(ブラウンシュガー)やラム酒の好相性ぶりも御存じの通りです。さらには、黒糖とラム酒は、どちらも原材料がサトウキビ。もう、完全降伏です。

わたしが「ドライフルーツの羊羹」と出合ったのは撮影現場でした。同じスタジオ内で別のライターが担当していたものを味見させてもらったのが初めてのひとくちだったのですが、もう、目からウロコとはこのこと! 片手間で食べてしまってごめんなさい!

のちにセレクトショップで再会して購入した際には、丁寧にスライスしてお気に入りのお皿に置き、断面を見つめ、味わい、次はパンにとっておきのバターとともにのせて...と、大事に大事にいただきました。

パンとコーヒーにはもちろん、ワインを飲みながら過ごす秋の夜長にもぴったり。ホームパーティーへの手土産なら、バゲットやバター(もしくはクリームチーズやマスカルポーネ)と一緒にお持ちすれば、その意外性とおいしさに、きっと喜ばれると思います。

オフィスや外出先でお渡しする場合は、「パンに合わせてみてください。コーヒーにもワインにも合うんですよ」とひとこと添えるのを、お忘れなく。

ひと筋縄ではいかない人も、完落ちさせてみせましょう

店頭販売している2種類のうちの、もうひとつは「ハーブのらくがん」。甘すぎるイメージがある「らくがん」ですが、「wagashi asobi」の手にかかれば、美しさはそのままに、楽しくおいしいお菓子に。

ローズマリーにハイビスカス、カモミール。そして抹茶、苺、柚子、南高梅(夏季限定)などの素材を練りこみ、着色料は不使用。ピンクやグリーンの美しい色も、素材そのものの色なのだそうです。

日本茶だけでなく、紅茶やコーヒーに合うフレーバーもありますし、ワインにも合いそう。ちょっとしたお礼として何かに添えたり、ワインが主役になるような会への手土産にもよさそうですね。

人を楽しませる"asobi"ができる大人って魅力的ですよね。この年になったら、基本をわきまえているのは当たり前。直球勝負も大事でしょう。でも、たまにはウィットに富んだ手土産で、お相手の心を揺さぶってみるのも悪くないかな、と思いはじめた、2017年の秋の夜です。

wagashi asobi

電話:03-3748-3539住所:東京都大田区上池台1-31-1-101営業時間:10:00〜17:00定休日:不定休(HPにてスケジュールのお知らせあり)※お取り寄せ・配送可 http://wagashi-asobi.com/index.html

撮影/さくらいしょうこ

醍醐由貴子

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