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「教え方」のコツは相手を知ること。ワインを通してカリスマ講師が伝授

「教え方」のコツは相手を知ること。ワインを通してカリスマ講師が伝授

2017年9月22日(金)に開催されたカフェグローブマネジメント講座 Vol.1「教え方の極意」。講師にお迎えしたのは、教える生徒が受かってしょうがない、カリスマ講師の杉山明日香さんです。

有名予備校の東大進学クラスや医学部進学クラスで数学を教えるかたわら、ワインスクールやワインの輸出入業をおこなう杉山明日香さん。カフェグローブに掲載した杉山さんのインタビュー記事に多くの反響があり、「教え方や伝え方、そしてワインに興味を持っている方が多いに違いない」と、編集部が企画したのがこのイベント開催の経緯です。

会場となったのは、渋谷のブックラボトーキョー。当日はあいにくの大雨のなか、当日券も売り切れるほどの盛会となりました。

「質問しにくい上司」になってはいけない

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杉山さんの講義が始まる前、ナビゲーターを務めたカフェグローブ編集長・遠藤祐子の「仕事をするなかで、なぜこれが伝わらないんだろうと思ったことはありますか?」という質問に、ほぼ全員の方が手を挙げていました。ビジネスにおいて、教えること、伝えることの難しさは誰もが感じているはず。上司という立場で仕事をする世代ならなおさらです。

ふだんは自身の経営するワインスクールでの講義ほか、大学受験生むけの授業で教鞭をとる杉山さんですが、この日は自身の会社でいくつもの事業を展開する「経営者」という目線で講義を展開してくれました。

ハッとしたのは、まず「質問しにくい上司になるな」ということ。わからないことをそのままにされれば、教えることも伝えることもできません。どのようにすれば信頼されて相談を持ちかけられやすい人になるのかを説く杉山さんの言葉に、うなずいたり、メモをとったりする受講者も。つねにユーモアを交えながらも系統立てられたわかりやすい杉山さんの話に、会場の誰もが引き込まれていたように感じました。

話も佳境になり、熱が入ったのか「予備校講師なので、座るのに慣れていなくてごめんなさい」と立ち上がって話し始める杉山さん。チャーミングです!

教え方、伝え方はもちろん、聞くことの大切さ、お互いを認め合うことの大切さにまで及んだ話は、ビジネスだけでなく、友人や家族、パートナーとの関係の作り方にも生かせることばかり。また、仕事で試験を受けるときの勉強法、趣味での学び方といった「カリスマ講師」ならではの見解も。記事では語られなかった多くを学ぶことができた、とても有意義な講義となりました。

杉山流メソッドで楽しむワインテイスティング

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第二部は、一部で学んだ「教え方」にのっとった、ワインテイスティングの授業です。

「ワインは365日飲んでいます」という杉山さんは、ワイン好きが高じてソムリエの資格を取り、教えたがりが高じてソムリエ試験対策スクールを運営し、現在はワインの輸入販売事業も手がけています。ソムリエ試験対策の本を出版したときは、編集者がゲラを読んだだけで試験に受かってしまったという逸話も(その編集者さんも会場にいらしていました)。

ひとりあたりのワイン消費量が一番多い国は? という三択クイズから始まり、フックある切り口で私たちはどんどんワインの魅力にいざなわれていきました。この日のテーマは「日本ワイン」。

最近、雑誌で特集が組まれるほど人気の日本ワインですが、歴史は意外と古く、明治初期には現在のシャトー・メルシャンがワインづくりを始めていたそう。日本ワインの歴史や日本を代表するブドウ品種、栽培方法についても話は及びます。

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そんな座学を経て、いよいよテイスティングです。受講者のもとに配られたのは、白ワイン「シャトー・メルシャン 甲州」赤ワイン「シャトーメルシャン マスカット・ベーリーA」。白ワインは「甲州」という日本ワインで一番作られている品種で、お刺身などと合わせても生魚の臭みを感じさせず、味を引き立てる万能選手。そして赤ワインは「マスカット・ベーリーA」という品種。渋みが少なく、ほんのりと甘いかわいらしい味わいが特徴で、焼鳥や豚のみそ漬けにも合うそう。料理との相性を想像しながらいただくのは楽しいですね。

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敷居が高い、わからないと敬遠されてしまいがちなワインですが、ワインのおもしろさを知るために杉山さんが提案してくれたのが「好きな品種を見つけてみる」という方法。白ワインならシャルドネ、リースリング、ソーヴィニヨン・ブランなど、赤ならピノ・ノワール、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンといった世界各国どこでも作られている代表的なブドウ品種でお気に入りを見つけて、「今日はイタリア」「今日はチリ」と、その品種のワインを原産国ごとに飲み比べてみるという楽しみ方。「同じ品種でも、つくられた土壌によってこんなに味が違うのかと驚きます。好きなブドウ品種で旅をすると楽しいですよ」という杉山さんの言葉が印象的でした。

とまらない質疑応答。2時間はあっという間に終了

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ワインのおかげでリラックスできたのか、はじめは緊張気味だった受講者からたくさんの質問が寄せられました。たとえば、教え方や伝え方については「決まった時間のなかで上手に話すコツは」「話すことを覚えるぐらい練習しているのにうまくいかないのはなぜ」「こんな質問をしていいかなと遠慮してばかり。するどい質問をする方法は」「どうやっても伝わらない相性の悪い相手は、あきらめなければいけないか」という質問。

ワインについては「安くてもおいしいワインを選ぶ方法は」「ワインが好きなのに、なかなか覚えられない」といった質問や悩み。「香りや味わいを教えてもらいながら飲むと、こんなに楽しいんですね」と感想を伝えてくださった方も。帰りがけには、杉山さんの著書を求める受講者とサインに応じる杉山さんとのあいだにたくさんの会話が生まれていたようです。

楽しい時間はあっという間。終始、和やかな雰囲気で幕を閉じた2時間でした。やはり、登壇者を間近にして声のトーンや間合いを感じながら話を聞くと、より伝わるのだなと実感しました。他の受講者のみなさんも、ビジネスに生かせるヒントをたくさん見つけられたはず。

この「カフェグローブマネジメント講座」は全3回。今回のカリスマ講師に聞く「教え方の極意」に続いて、2回目(10月13日開催)は、マーケティングと心理学をベースにした「ディグラム診断」に基づく「相談に乗る極意」。そして、3回目(11月10日開催)は、人気コピーライター・佐々木圭一さんによる「伝え方の極意」がテーマです。女性だけでなく男性のご参加も多いこの講座、ぜひ耳を傾けにいらしてはいかがでしょうか。

カフェグローブマネジメント講座 Vol.2相手の心理をつかんで問題解決!ディグラム診断に基づく「相談の乗り方の極意」

日程:2017年10月13日(金)時間:19:00~21:00(18:30受付開始)人数:60名参加費:早割チケット(10/6 18:00まで)2,000円、一般チケット 2,800円場所:ブックラボトーキョー/東京都渋谷区道玄坂 2-10-7 新大宗ビル1号館 2F主催:カフェグローブ編集部&ライフハッカー[日本版]

>>チケット購入ページはこちら/お得な早割チケットあり(10月6日 18時まで)

撮影/YUKO CHIBA

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大森りえ

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