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仕事の誇りは自分の誇り。ラッセル『幸福論』を読む

仕事の誇りは自分の誇り。ラッセル『幸福論』を読む

自尊心がなければ、真の幸福はまず不可能である。そして、自分の仕事を恥じているような人間は、自尊心を持つことは到底できない。

バートランド・ラッセル「幸福論」

イギリスの哲学者バートランド・ラッセル(1872年~1970年)の「幸福論」は、幸福な人生について様々な角度から考えている本です。「第二部幸福をもたらすもの 第14章仕事」からは、現代にも通じる仕事に関する格言をご紹介します。

一般的に、肩書き・職業で人を判断してはいけないとよく言われています。もちろんその通りなのですが、それでもやはり職業がその人のアイデンティティに及ぼす影響はとても大きいものです。

色々な人と話していると、職業や役職を明かされていなくても、なんとなくわかることがあります。

長年特定の職業や役職に就いていると、その職業らしい考え方や性格が自然と身についてくるものです。「仕事が人をつくる」とよく言われますが、その仕事を遂行するために後天的に身につけた考え方や性格は、いつしかその人を構成するかけがえのない要素となります。

自分の仕事に誇りを持つということは、自分自身に誇りを持つこと。自分の仕事に誇りを持って生きるというのは、この上なく幸せなことではないでしょうか。

『ラッセル幸福論』安藤貞雄訳(岩波文庫)

photo by Shutterstock

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吉野潤子
ライター・英語翻訳者。社内資料やニュースなどの翻訳者を経て、最近はWebライターとしても活動中。歴史、読書が好きです。

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