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#9 好きなことをかたちに。私を物語るジュエリー【青木貴子のワードローブ】

#9 好きなことをかたちに。私を物語るジュエリー【青木貴子のワードローブ】

子供の頃に好きだったことは、そのひとが本当に得意なものであることが多いという。考えてみると子供って正直だから上手くできないことに興味を示さない。純粋な感覚で選んでいた「好き」はシンプルに自分にフィットするものだったということなのかもしれない。

好きなことは得意なこと

大人になると頭でっかちになって、余計なこと(それは間違ったプライドだったり、情報だったり)に振り回されて本当は好きじゃないことや、得意ではないことをどうにか克服しようとする。そしてそれをモノにできなくて、才能の幅というか自分でできることって少ないな、んて、どんどんいろいろなことを諦めていったり......。

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私がプロデュースしているジュエリーブランド「allan (オールアン)」のアイテム。重ねづけできるのがポイント。

なにか形にできることを見つけたいと思ったら、子供の頃に好きだったものやことは何だったのかを思い返してみるといいと聞いた。私は小さい頃から何かを作るのが好きだった。それはお世辞にも上手とは言えないポエムだったり、お菓子作りだったり、絵を描くことだったりした。

ポエムは執筆活動に(このようにエッセイを書かせていただいたり本を書いたり)、お菓子作りは料理作りに(趣味が高じて幸運なことに料理本を1冊上梓)繋がっている。そして絵を描くことが好きだったというのは、服やジュエリーのデザイン画を書くことに至っている。いちばん核になっているスタイリストという仕事も、いろいろなアイテムを選んでコーディネートを作り上げるというもの。

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こちらも「allan (オールアン)」のリング。デイリーでつけられるシンプルさと、ちょっぴりの華やかさと。

純粋な「好き」を仕事に

小さい頃の純粋な「作ることが好き」という思いがいまの仕事に繋がっている。実は大学を出た後、ファッションとは全く関係のない、自分で何かを作るということとは無縁の企業に就職をしたけれど、これを続けていても楽しくないな(というか打ち込めないな)と判断。いまの仕事に思いきって転職した経緯がある。

そしていまもの作りという好きなことを仕事にできている。これはとっても幸せなことだし、様々な巡り合わせに心から感謝している。好きなことを思い出して、そして何故だか躊躇せずに飛び込めて本当に良かったと思う。

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数年来「ディノス」のウェアのデザインを担当しています。

根底に純粋な「好き」という気持ちがあるならば、大人になって初めてモノにできることも実はたくさんある。何故なら大人になって思い出した「好き」は、子供の頃よりもずっと長続きするし、あらためて向き合える今に感謝の気持ちを持ちながら「好き」をうんと大切にできるから。

撮影/柳原久子

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青木貴子
スタイリスト。ファッション誌、広告で幅広く活躍する。著書に『センスは「ある」ものではなく「磨く」もの おしゃれ方程式』(PHP研究所)、『友だちを呼ぶ日のごはん、わたしのごはん』(扶桑社)が。インスタグラム

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