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地の果てには極上の楽園があった。聖なるリゾート「アマンギリ」

地の果てには極上の楽園があった。聖なるリゾート「アマンギリ」

2020年にアマン ニューヨークが開業されることが発表され、アマンファンの期待が高まるアメリカ。

ワイオミング州ジャクソンホール、アマンガニに続き、今回は、ユタ州キャニオンポイントの5つ星リゾート、アマンギリをご紹介します。果てしなく広がる大地にメサ(丘)、キャニオン、青い空。広大な敷地に点在する施設は全室テラス、屋外ファイアプレイス付きスイートという贅沢さです。

飛行機に乗り込んだら非日常のスタート

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アマンギリ最寄りのハブ空港といえるのがフェニックス空港。片側一席、パイロット2名のみが従業員というプロペラ機に乗り、30分ほどのフライトで乗客約5名とともに降り立ったのは、小さなペイジ空港。まるで飛行機に乗り込んだ時点から、非日常というアドベンチャーが始まっているかのようです。

空港ではアマンのドライバーが大型のワゴンで出迎えてくれ、その後20分ほどのドライブで広大なリゾートの入り口へ到着。さらに5分ほど敷地内を車で進むとようやくアマンギリの中心であるレセプションのある施設が見えてきます。

事前にフライト詳細をメールで知らせておけば、ペイジ空港からのアクセスは快適そのもの。車を降りたところで、到着を待つスタッフたちに出迎えられ、温かい歓迎にホッとするはずです。

リゾート全体がパワースポット

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アマンギリはアメリカ南西部の、息をのむほどに美しい渓谷に囲まれた秘密の隠れ家。雄大な眺めのキャニオンポイント、その保護区に位置しており喧騒とは無縁。アメリカの最大の国立公園群があるグランドサークルの中心にあり、ピースフルな雰囲気に包まれています。リゾート内そこここにひっそりと流れる水の音が、乾いた空気に潤いと癒しを与えています。

そんな、この世の楽園のような場所にあるスイートは、ユタ砂漠を存分に眺められるデザイン。白い石のフロア、コンクリートの壁、ナチュラルな木材を組み合わせた、シンプルながら上質な空間です。

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大きなリビングエリアからは、刻々と色を変えるユタ砂漠の表情を楽しむことができます。黄土色、黄色、ピンクが混じった渓谷はまさに自然の神秘といった雰囲気です。パワースポットとして有名なアリゾナ州セドナとセットで訪れる人も多いというのも納得。静かなエネルギーを感じる場所です。

充実のアクティビティ

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モニュメントバレーでの乗馬、コロラド川でのラフティング、パウエル湖の絶景をプライベートジェットから眺めるなど、オプショナルなアドベンチャーのほか、コンプリメンタリーイベント(無料イベント)も充実しています。

ナバホ族のアーティストによるパフォーマンスやワークショップは、南西部の特徴であるネイティブアメリカンの文化に触れる貴重なチャンス。スパで行われるヨガやピラティスは、旅行中でも身体のメンテナンスが気になる人に。

私は、午前と午後に別ルートを回るデイリーハイクに参加してみましたが、これが意外と本格派。ロッククライミングとまではいきませんが、急斜面の岩肌を登り降りする場面もあり、冒険気分を味わうことができました。

ガイドによる、セージなどこの地方の特徴的な植物や、神秘的なアメリカンインディアンの生活についての説明は興味深く、知識欲も満たされました。また、午前のルートでは敷地内で撮影された映画『ブロークン・アロー』のロケ地も訪れるので映画ファンには興味深いはず。

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また、24時間利用可能な温水プールやジャグジー、スパのトリートメントでゆっくりすることも。

オールインクルーシブ。食事の満足度は重要な要素

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メイン棟にあるダイニングでの食事は、オールインクルーシブなだけに限られたメニューで3日もいたら飽きるかな? と思っていましたが、心配ご無用。

定番メニューのほかデイリースペシャルもあり、クオリティの高い食事が楽しめます。メキシカン、アジアン、イタリアン、フレンチ、アメリカンなどさまざまな要素が上品にミックスされたフュージョン料理が提供されます。

ゆっくりしたいときは朝食をルームサービスにしたり、ダイニングで豪華な朝食ブッフェを楽しんだり、そのときの気分で自由に選べるのも満足度が高いです。

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総面積328ヘクタールものパノラマが一望できる、アマンギリ。そのスケールの大きさは他のアマンでも体験できない特別なものです。

アメリカのソーシャライト、キム・カーダシアンも37歳のバースデイトリップとして、ここを訪れたそう。「最高にリラックスしたバースデイトリップだったわ!」とインスタグラムに投稿していました。

アマンギリは、何にもないけれど完璧な場所。空っぽになった頭にインスピレーションとパワーを与えてくれる、至上の楽園です。

AMAN

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神田朝子
NY系東京人のライター/ピアニスト。 立教大学法学部を卒業後、外資系メーカーに勤務。2009年に渡米し音楽修行の傍らライターデビュー。2018年春に帰国。 得意分野はファッションやトレンド。楽しいことを探して東京を漂流する様子はInstagramでほぼ毎日更新中。 英語で学ぶ音楽教室「epiphany piano studio」主宰。

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