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#10 毎年買い足す楽しみ。冬の大人コート【青木貴子のワードローブ】

#10 毎年買い足す楽しみ。冬の大人コート【青木貴子のワードローブ】

天気予報で気温が10度台前半になってくるとちょっと肩がすくむ。いよいよ冬到来という気持ちになり、コートの出番がやって来る。

コート選びは、冬のお洒落の醍醐味

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コートは大きなアイテム。スタイリングに占める分量が多いから、その日の装いのイメージを決定づける。そういう意味合いにおいて、コートはかなり重要なアイテムだ。

ボリュームもさることながら、価格もほかの冬物にくらべて高いので、以前は"一張羅コートを2〜3枚持つ"というような感じであったと思う。でも昨今は温暖化の影響もあり、重量感も価格もライトな求めやすいコートが増えてきた。そういう流れの影響で冬のお洒落が一段と楽しいものになってきたように思う。

そろそろ"いい大人"と呼ばれる女性なら(いったい何歳からがそうなのか、個人差がありすぎて定義ができないけれど)、様々な装いにピタリとはまるコートを持っていたい。それには複数枚のコートが必要だ。

コートの種類で分類するとチェスター、ノーカラー、コクーン、モッズ、ダッフル、Pコート、ダウンなどから、マニッシュなもの、フェミニンなもの各1〜2枚。

レングスから考えると、やや長めのもの、3/4丈くらいでストンとしたシンプルなもの、そしてショート丈のもので3タイプ。

シルエットではストレートな辛口もの、そしてAラインやコクーンなどの少し甘めのもの。タイプやレングスが被らないよう(もちろん色味も!)チョイスして、何枚かは持っておきたい。

素材では最近、薄手のダブルフェイスや単衣仕立てなど、羽織る感覚の軽やかなコートが注目を集めているから、これも1枚押さえておきたい。

少しずつ買い足すのも、また楽しみなり

私はといえば、若い時分から数年に1枚ペースでコートを買い足し続けた結果、なんとかどんなスタイルにも合うコートたちがクローゼットの中にそろってきており、出かけるときに「今日のスタイリングに合うコートがない‼︎」と困る事がなくなってきた。

お洒落こそやはり大切なのは"継続は力"ということ(笑)。年月をかけて自分のお洒落は出来上がっていくものだという事を冬の装い、取り分けコートはより意識させてくれる。バリエーションが広がるコートと共に、冬のお洒落は年々楽しさを増していく。

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ディノス「DAMA collection PLUS」にて作ったダッフルコート

足したいコートコレクションとして大人ダッフルを探していたが、なかなか気に入ったものに出会えなかったので今季はついに、前回も少し触れた、数年来ウェアのデザインを担当しているディノスにて作ってしまった。色味と単衣仕立ての軽やかさが気に入っている。

撮影/柳原久子

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青木貴子
スタイリスト。ファッション誌、広告で幅広く活躍する。著書に『センスは「ある」ものではなく「磨く」もの おしゃれ方程式』(PHP研究所)、『友だちを呼ぶ日のごはん、わたしのごはん』(扶桑社)が。インスタグラム

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