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Make you happy 一目惚れ買いのススメ:スタイリスト 青木貴子さん

JOY=すこし贅沢なお買いもの

Make you happy 一目惚れ買いのススメ:スタイリスト 青木貴子さん

『一目惚れ』が決め手。もちろん恋愛の話ではなく、幸せな気持ちにしてくれる買い物についてである。

一目惚れ買い ≠ 衝動買い

この"一目惚れ買い"はいわゆる "衝動買い"とはちょっと違う。恋愛にたとえていうならビビッと来た"一目惚れ買い"が日常で起こる出会い頭の恋で、"衝動買い"はスキー場という非日常の場でスキーが上手い人に惹かれてしまったとか、むしゃくしゃしていて走っちゃった行きずりの恋

前者は平静時に突然芽生えた感情だから長続きするけど、後者の場合は、山じゃなくて平地で会ったら全然カッコ良くなくって気持ちが冷めちゃったとか、我に返ってみたら全然素敵な人じゃなかったとかそんな感じ。

わかりやすく買い物に変換すると、セール会場で「なんか買わなくちゃ!」という不思議な心理状態になって、よく考えもせずその場の空気で「これ安くなってるし、いいかも」と購入。買ってはみたものの冷静に見てみると「魅力ないじゃん、これ‼︎」というようなことだったり、ストレス発散によく吟味もしないで目についたものを買ってしまって大後悔、みたいな。つまり"衝動買い"の先には失敗が待っている場合が多々ある。

いっぽう"一目惚れ買い"は激しくタイプのものに出会った時に起こる事なので、そのものを好きという気持ちが長続きするし大切にできる(実際、恋愛における『一目惚れ』も同じで、何となく好きになったというパターンよりも相手に対する情熱が冷めにくいらしい)。

一目惚れ買い ≒ 擬似恋愛?

「どうしても欲しい‼︎」「何が何でも手に入れたい‼︎」と思える何かに出会った時の感情の昂ぶりは、恋愛での一目惚れや恋に落ちた時の気持ちと、ちょっと似ている気がする。ドーパミンが出て、ワクワクして、ドキドキする。生身の人間相手の『一目惚れ』の場合、先方の意思というか同意がないと手に入れることはできないが、買い物の一目惚れはこちらに一方的に選択権がある。心を強く動かすものを手に入れ、幸福感を味わう事ができる。

結婚したりパートナーがいる場合、『一目惚れ』とは疎遠になる(一目惚れするような素敵な異性に、滅多に出会えるもんじゃないし)。けれども一目惚れが引き起こすときめきは色々な女性ホルモンを分泌するから、美しさや若さを保つ上でとっても重要。 そう"一目惚れ買い"は健全な疑似恋愛のようなものである。

たいていの場合、一目惚れするようなものは稀少だったり見目麗しいフォルムや素材だったりする(平々凡々な人に一瞬にして恋に落ちないのと同じ)。それゆえそれらは、ほぼほぼ高価な場合がほとんど。だから葛藤が生まれる。「欲しい!けど高い‼︎」もちろん自らの経済状況やらを考えなければならないけれど、ちょっと頑張ればどうにかなるという範囲なら絶対に清水から飛び降りることをオススメしたい。心を一瞬にして奪われるような出会いはそうそうない。そして一目惚れは愛情が長続きするのである。年月が経ってもいつも愛でる気持ちでいられる。一目惚れ買いをしたものは、貴方を幸せな気持ちにし続けてくれるのだから、その年月で日割りにしたらどんな高価なものだって、高いようで高くはないお買い物といえる(という大義名分もとっても大事な気がする、笑)。

ときめきの数に比例して女性は綺麗になれるのだ。素敵な『一目惚れ』というときめきを探しに、多くの女性に足繁く買い物に出向いて欲しいなと思う。

イラスト/木村敏子

青木貴子

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