お正月も後半に近づくと、そろそろ食べたいのが、そう! カレーです。 甘いおせちやお餅でゆるんだ舌に、ピシッとスパイシーな刺激を与えたい。 できれば市販のルーでこしらえるジャパニーズカレーでなくて、きちんと本場インドの味で。
え? でも、どうやって。
簡単です。Youtubeのレシピ動画があるじゃないですか。
スパイスの巨匠が教えるカレーレシピ
数あるインド料理のレシピ動画でも、おすすめなのが「スパイスチャンネル」。運営するのは、カレー&スパイス伝道師、渡辺玲さんです。渡辺さんは、『カレーな薬膳』(晶文社)をはじめ多くの著作を執筆し、大手食品メーカーの商品開発や有名レストランなどへのスパイス・アドバイザーなど多角的に活躍している料理研究家。今でこそミールスブームを通じて、野菜や豆を使うヘルシーな南インド料理がポピュラーになりましたが、渡辺さんは早い時期からスパイスの使い方やレシピを研究・分析して、日本に伝え続けています。
スパイスチャンネルではインドの家庭料理を中心に、作り方からスパイスのハンドリングまで幅広く学べます。特別な材料は使わずに、食材も日本の日常で手に入るもので、使うスパイスも極力ミニマム。しかも、道具もフライパンなど、日本の家庭にある道具を使用できるから、思い立ったら作れるところがいいんです。
現在21本公開されている中から、3本厳選でご紹介します。
南インド・ココナッツ風味のチキンカレー
鶏肉をマリネする時間いらずでさっと作れる、南インドの家庭の味です。余計な説明トークはなく、心地よいインド音楽と調理する音だけが聞こえて、静かな雪の日に料理しているような空気感がたまりません。ちなみに音楽は、シタール奏者のヨシダダイキチさん。料理ってメディテーションだなぁと思えるひとときです。
北インドのエッグカレー
卵がメインのカレーって珍しいように思えますが、こちらも北インドの定番料理。お肉をわざわざ買いにいかずとも今すぐつくれる手軽さがいいですね。おでんに入ったたまごのように、少しずつ崩して食べるのがこれまた美味。ご飯にも合います。
スパイスの基本「クミン」
渡辺さんいわく「世界のエスニック料理でもっとも使われているスパイスの一つ」であるクミンの使い方を動画で紹介。紹介されているレシピは「ほうれんそうクミン・バター炒め」。おひたし用のほうれんそうでも構わないところがハードル低くてうれしい。
ほかにも、ビビッドなピンクカラーでお正月のおもてなし料理を華やげる「ビーツのポリヤル」など、覚えておきたいレシピが色々。
動画を見ながら「今年はスパイスづかいになる!」と火がついたなら、東京・西荻窪にあるクッキングスタジオ「サザンスパイス」で、直接渡辺さんから学ぶのもよさそうです。
ジュワ~っとスパイスが弾ける音と香りに包まれたら、今年のやる気スイッチがたちまちオンに入りますよ。
[スパイスチャンネル on Youtube, サザンスパイス, カレー&スパイス伝道師☆ブログ ]
Photo by Gettyimages

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