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草間彌生にウォーホルに。鋭くピュアな現代アートをGINZA SIXで体感

2018年2月1日から約2週間にわたり「GINZA SIX」内のギャラリー「Artglorieux(アールグロリュー)」にて、「草間彌生と世界の現代アート作家展」が開催されます。日本を代表する前衛現代アート作家、草間彌生の作品を中心に、アンディ・ウォーホルジェフ・クーンズなど同時代からそれ以降に活躍した錚々たる現代アート作家の作品がお目見えするのです。

ポップアート、ミニマルアート……現代アートの歴史をたどる

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草間彌生「Pumpkin (White T)」1991年 シルクスクリーン

草間彌生は1950年代後半に米国へ渡りました。当時のアメリカといえば、ポップアートの人気が出始めたころ。第一次世界大戦後に真の現実の姿を求めたアーティストによるシュルレアリスムが生まれ、次第に認識できるような形を描かない抽象表現主義が広まっていました。それに対する反動のようにして生まれたのが、このポップアート。デビッド・ホックニーやアンディ・ウォーホルを代表とするポップアートでは、身近で通俗的なものが題材となり、モチーフがはっきりとしていて何が描かれているかがわかりやすく、アートと鑑賞者の距離を縮めることにつながりました。

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アンディ・ウォーホル「Committee 2000」1982年 シルクスクリーン

しかし時代が進むにつれ、今度はミニマルアートが登場します。物質礼賛主義とも取れるポップアートへの批判的な流れとして生まれ、幾何学的なモチーフなどで表される最小限まで切り詰めた表現は、抽象主義とも異なりました。草間彌生の良き理解者であったドナルド・ジャッドは、このミニマルアートの先駆的存在です。

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ジャスパー・ジョーンズ「VIOLA」1971-72年 リトグラフ

その後、1980〜90年代になると、ジェフ・クーンズジュリアン・オピーらが現れます。題材やモチーフは比較的わかりやすいものが多く、ミニマルアートへの反動として生まれたネオポップと称されることもありますが、だんだんと「○○派」とジャンルをカテゴライズすることが難しくなってきます。本展では、こういったアートの歴史を感じることができるはずです。

アーティストの目線で時代を知る

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ジュリアン・オピー「Elena and Cressie get ready for the party 4」2011年 アクリルにシルクスクリーン、インクジェットシート、アルミニウム

アーティストは社会をとらえる目線が鋭く、自分の感情にも純粋です。よって彼らの作品には時代の風潮や、その時代を生きた人びとの感情がダイレクトに表れます。描かれた図像だけにとらわれず、なぜそれが描かれたのかという作品背景を想像しながら鑑賞するのは、歴史上で起きた事象や結果を知る「学問としての歴史」とは違い、その時代を生きた人たちの心の内を垣間見るようで面白いと思います。

草間彌生と世界の現代アート作家展

期間:2018年2月1日(木)〜14日(水)
時間:10:30〜20:30(最終日は〜18:00)
住所:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX5F
入場料:無料

Artglorieux

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多田亜矢子
編集&ライター。2006年、マガジンハウスに入社。雑誌『Hanako』『GINZA』編集部に勤務し、ビューティ、ファッション、グルメなどを担当。現在はフリーランスとして「Hanako.tokyo」や「FUDGE.jp」などで活動中。

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