故スティーブ・ジョブズ。いまでも彼の名前を記事で見ると気になって読んでしまいます。
採用で最重要視するセルフマネジメント力
最近見たのが、こちらの動画。若きスティーブ・ジョブズが人事採用についてインタビューに答えています。彼は、採用でもっとも重視するのはセルフマネジメント力だと断言しています。
すばらしい人材とは、セルフマネジメントができる人だ。管理される必要はない。彼らは何をすべきかがわかれば、どうやってそれを遂行するか自分で考えることができる。
「Youtube」より翻訳引用
当時、応募者は面接に加え、多くの社員と会って話をして丸1日をアップルで過ごしたと、徹底した採用過程も判明しました。ジョブズも、リーダーの一番重要な仕事は採用だときっぱり。 今のアップルでも同じような採用プロセスが行われているかはわかりませんが、洞察ある発言です。
転職でもアピールできるセルフマネジメント力
では、セルフマネジメント力とはどんなスキルなのでしょうか。「Morning Star Self-Management Institute」はこう説明しています。
組織のメンバーひとりひとりが、それぞれの人間関係を築き、自分の仕事を企画し、他のメンバーと業務を調整し、任務に必要なリソースを確保し、必要があれば他のメンバーへの是正処置も行う責任を負うのです。
つまり、指示も管理もされずに、仕事のさまざまな面を自ら実行するスキルといえます。このようなセルフマネジエント力もキャリアアップの重要ポイント。転職のときのセールスポイントにも、採用時の応募者の選抜にも取り入れることができます。
リーダーの仕事はビジョンを伝えること
では、セルフマネジメント力の高いチームでは、上司やマネージャーは必要ないのでしょうか。ジョブズは、「リーダー」の仕事についてこう語っています。
すばらしい社員に必要なのは共通したビジョンだ。それがリーダーシップ。つまり、リーダーとはビジョンを持っていて、まわりの人たちが理解できるようにそれを明確に伝えることができる人。そして共通のビジョンについて皆のコンセンサスをまとめることができる人なんだ。
「Youtube」より翻訳引用
なるほど。部下を管理するのがマネジメントだけではない。共通のビジョンを構築して、それを伝えることができるのがリーダー。 アップルを率いたスティーブ・ジョブズの鋭敏さをあらためて感じました。
[Youtube, Quartz, Morning Star Self-Management Institute]
photo by Gettyimages

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