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式場が足りない! オーストラリア同性婚可決の思わぬ影響

2017年12月7日、オーストラリアで同性婚を可能にする法律が可決。その翌日の12月8日に法律が施行され、オーストラリアは世界で26番目の同性婚が合法な国となりました。法案の施行を受けて、豪州国内では予期しなかった状況が生まれています。

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同性婚合法化に焦る男女カップルたち

それは、男女のカップルの式場探しラッシュ。ある結婚式場では、例年より男女のカップルからの問い合わせが2倍に増えました。同性婚の挙式ラッシュを見越して、ヘテロセクシュアルの人びとが式場探しに躍起になっているのです。

問い合わせの電話をすると、いくつかの有名な式場は2019年のベストシーズンは予約でいっぱいでした。

news.com.au」より翻訳引用

式場探しをはじめた婚約中の女性は、1年先まで式場が埋まっていたことにショックを隠せません。通常、式場の予約は6か月前で十分間に合うため、これは異常な事態といえます。日本と婚姻のルールが異なるオーストラリア。結婚するためには、「Notice of Intended Marriage(結婚希望通知書)」を挙式1か月前までに役所に提出し、その後、資格をもった結婚立会人のもとで挙式をして結婚が成立します。法案可決後は、結婚立会人にも問い合わせが増えています。シドニーで結婚立会人をしているエリザベス・トレバンさんはこう語ります。

(法案可決後の)週末は「来年のために挙式の立会人を探さなきゃ」と訴えるストレートのカップルたちが殺到しました。彼らはいきなり結婚式のマーケットにプレミアがついたことに気づいたのです。結婚したければ、そして、マーケットが沸騰しつつあるのなら、いますぐに行動しなければなりません。

news.com.au」より翻訳引用

「風が吹けば桶屋が儲かる」とは言いすぎかもしれませんが、予想だにしなかった経済の動きが発生しています。

経済的影響は計りしれない

オーストラリアのメインバンク「ANZ」のレポートによると、

結婚を考えている同性カップルは38,000に上ります。(中略)同性カップルの半数が1年間で結婚すると仮定すれば、法案可決後の1年間の経済的影響は10億ドル(90億円)を超えるでしょう。

news.com.au」より翻訳引用

とのことで、同性婚がもたらす経済的な影響は計りしれません。結婚式は、式場だけでなくケータリングの食事を提供する飲食店、フォトグラファー、メーキャップアーティスト、貸衣装店など、さまざまな業者が関わって成立するもの。同性婚合法化の影響は、チャペルを超えて幅広くオーストラリア経済に波及する可能性があります。

新しいマーケットの創造にも期待

経済的影響だけでなく、ビジネスチャンスの萌芽もあります。

通常の式場での結婚式以外の、もっとクリエイティブな結婚式が生まれるように願っています。

news.com.au」より翻訳引用

と結婚立会人のトレバンさん。結婚式に関してはチャペルか式場で行う保守的なオーストラリア人ですが、これを機に式場以外でのウェディングに目を向けるカップルも増えそうです。お気に入りの飲食店でのレストラン・ウェディングや、オーストラリアならではの絶景を生かした結婚式もよさそう。グレートオーシャン・ロードやホワイトヘブン・ビーチをバックに結婚式なんて考えるとワクワクしますね。誰か結婚式ビジネスに参入しませんか?

news.com.au

photo by Gettyimages

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谷崎文香

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