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走り続けていたら、みんながついてきてくれた/日本マイクロソフト 三上智子さん

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インタビュー中、終始フラットな目線で受け答えをしてくれた三上智子さん。日本マイクロソフト株式会社で Windows & デバイス ビジネス本部 業務執行役員 本部長を務めている。肩書とは裏腹にも思える気さくな話しぶりで、その場をあっという間に明るい雰囲気にしてしまう。自社サービスがクラウドへと大きく移り変わる変革期を乗り越え、製品への情熱を持って走り続けてきた三上さんに、これまでのキャリアと現在のチャレンジを聞いた。

パソコンメーカーでの経験が今に生きている

三上さんのキャリアの中で現在の仕事につながっている大きな経験は、成長期にあったIT企業での仕事。ハードワークだったが、やりがいに満ちていたという。「ビジネススクールを出て就職したのは、ちょうどシェアを急拡大していたIT企業。売上達成のためのビジネスプランニングや予算管理、組織改編の戦略立案など、四半期ごとにすごいスピードでビジネスを回していました。4年在籍していたのですが、まるで16年くらい経験したようなたくさんの学びがあり、今につながっていると思います」

そして、転職。ビジネススクール出身ということもあり、コンサルティングファームへの転職なども考えたが、選んだのは日本マイクロソフトだった。「IT業界の自由な感じが好きで、マイクロソフトは特に自分に合っていると感じました。留学経験があるので海外にも行きたいと思っていたのですが、若手でも業務内容とマッチすればそのチャンスがあるのも大きかった」

WindowsというOSを開発しているマイクロソフトでは、CPUやパソコンのメーカーと協力して事業を進めている。三上さんは入社後しばらくして、日本を代表する大手電機メーカーの営業を担当した。その際、不思議な縁を感じたという。かつてWindows 95が登場した頃、カナダのトロントに留学していた三上さんは、Windowsの旗が町中に大きくたなびく景色を目にしていた。そんな海外の町で、前述の大手電機メーカーの直営店を見つけ、誇らしさを感じていた記憶がよみがえったのだそうだ。

ビジネスは「さまざまな点と点がつながっていく」。当時、海外の街角で誇らしさを感じた記憶と、今、営業担当として同社と関わることができる縁に嬉しさを感じながら、同社とパートナーシップを深めていった三上さん。後に同社がパソコン事業から撤退することになった際には、まるで家族と離れ離れになるような気持ちだったという。こういった体験で得た感覚こそ、一期一会の出会いやお客様を大切にする今の三上さんの真摯な姿勢につながっている。

Windowsが激変するタイミングだった

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「みんなに『プロダクトマーケティング』の魂をもらった」と言う三上さん。

現在のポストに就いたのは、いまから3年半前。Windows 10の無償アップグレードをはじめ、クラウドに舵を切ろうとしている Windows の過渡期ともいえるタイミング。自分が担うことになるとはまったく予想していなかったが、新たな成長のチャンスだと思い、チャレンジすることにした。

就任してからは、未知のことばかり。三上さんが「千本ノック」と称するほどの修練の時期。劇的に変わる仕組みに、パートナーやエンドユーザーからの風当たりが強い時期もあったという。

『私が前を向いていないとダメだ!』って強く思っていました。自社のクラウドサービスへの変革は、きっとお客様のためになると強く信じて、慣れない中、夢中で荒波を進んでいた。周りからは分からなかったかもしれないけれど、心の中では迷うこともあったし、弱気になることもありました。そんな中で、ふと振り返ると、みんながついてきてくれていたんです。むしろ私が追い越されるくらいで......」

自分がリーダーだからといって、偉いわけではない。ただ単に役割が違うだけだと、「周囲に頼りまくっていた」という。そうしたことが、結果的にチームメンバーのいいところを引き出し、個々の力を活かすことへとつながっていったのだろう。

「夢中で走っていたら仲間と一緒だった」と気づいた時の喜びは、リーダー冥利に尽きるに違いない。

今のワクワクは、スチールケース社とのコラボ

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日本マイクロソフトの品川本社オフィスには、「クリエイティブ スペース」と呼ぶ、スチールケース社の建築要素とオフィス家具に、SurfaceシリーズやOffice 365が溶け込んだ体験型のショールームが設置されている。

そんな三上さんが今ワクワクしている取り組みの一つは、オフィス用家具で世界一のシェアを持つスチールケース社とのコラボレーション

「ITをよりよく利用するためには、単に最新のデバイスやアプリを揃えればいいというわけではないんですよね。例えば、マルチタッチが可能な大画面コラボレーションデバイスSurface Hubが会議室に置いてあっても、参加メンバーが椅子から立ち上がりづらい環境で、座ったまま静かに会議をしているのでは、ただの大型ディスプレイです。人とテクノロジーを繋げるのに最適なオフィス空間を一緒に整えることで、ITがより活用され、仕事の進み方が速くなっていくこともあります

スチールケース社では、人間工学に基づいて家具や空間を設計しており、会議室の椅子の高さ、ひじ掛けの位置、机の形、机からホワイトボードまでの距離など、人と空間を繋ぐ、さまざまなノウハウがある。

「スチールケース社とのコラボレーションにより、最適なオフィス環境の中で、最新のITツールが活用されることで、働く人の潜在的なクリエイティビティが引き出されると信じています」

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Surface Hubでは、複数人数が同時にホワイトボードにペンで書き込みをしながら、Skype for Businessで遠隔から参加しているメンバーとも情報を共有し、アイディアをブレストできる。

コラボツールTeamsがお気に入り

三上さん自身、日常的にITツールを活用することで、出張や体調不良の際にも助けられているという。

「体調が悪くて1週間ほど出勤できなかったことがあるのですが、Skype for Businessを使ったオンライン会議で、メンバーとのコミュニケーションを取りながら、仕事は普通にこなせます。会議ではOneNoteというノートアプリやホワイトボードのメモを利用することで、アイディアをリアルタイムに共有できます。実データはクラウド上にあるので、スマホからでもチェックできる。メモをスマホで写真に撮って、わざわざメールに添付して送る必要もありません。いま、特に気に入っているのはTeamsというコラボツールで、チーム間や他の部門とのグループコミュニケーションが格段にやり易くなりました」

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Skype for Businessを使ったオンライン会議で、メンバーと会話をする三上さん。

簡単に利用できるITツールを、その時々の状況に合わせて活用することで、オフィスの外にいてもオフィス内にいる時と同様のクオリティ、スピードで仕事をすることが可能になっている。

紹介してもらったのは、三上さんのチームメンバーが撮影した写真やコメントが投稿されているTeamsグループ。気さくな会話とビジネスライクなドキュメント共有が混じっている。まるで、三上さんのチーム作りが垣間見えるようだ。

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Office 365 の中にあるワークスペースTeamsは、チャット形式でファイル管理やスケジュール調整まであらゆる作業をメンバー間で共有できる。

また、仕事の時間をどのように費やしたかを集計し、スマートに仕事する方法を提案してくれる分析ツール My Analyticsを使えば、自分が日頃どう時間を使っているかが分かり便利。メールに対する返信が速すぎるのも、「集中している時間が少ない」という警告になるのだとか。上司に言われるのではなく、客観的なデータを元に、自らが自分の時間の使い方を把握し、自分の意志で改善するところに意味があるのだそう。

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My Analyticsは作業にかかった時間を測定し、働き方を見える化する分析ツール。

ほかの誰かにならなくていい。自分らしく結果を出す

「マネージャーになりたての頃は、『こうじゃなきゃ』と考えそうになることもありました。でも、若手の女性社員から『女性役員として、今までにないタイプだから頑張ってください』と言われたんですよね。それからは、常に自然体で自分らしく、楽しみながら結果を出したいと思っています」

デジタルデバイスも、自分らしく。大好きなマリメッコのスキンシールを付けたSurfaceで、オフィスでも自分らしさを出していきたい。オフィスでのファッションも同じで、「身に着けていて、気分が上がり楽しくなるような格好」を心がけているそう。三上さんが教えてくれたのは「You don't have to be somebody else(ほかの誰かになる必要はない)」という言葉。三上さん自身がその言葉を体現している。

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2018年2月に開催されるイベント「MASHING UP」では、日本マイクロソフトは「クリエイティビティを創出するための新しい働き方」を提案する。働く女性が「自分はこのままでいい」と思えるような、肩ひじ張らないテクノロジーの使い方。それも、三上さんの思いにマッチしている。「これからの日本を元気にしたい」と話す言葉どおり、ワクワクドキドキしながら、チームとともに走り抜けていくのだろう。

Surfaceとスチールケースが生み出すクリエイティブな空間をMASHING UPでディスカッション!

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ビジネスカンファレンス「MASHING UP」のワークショップでは、日本マイクロソフトとスチールケースが作り上げたクリエイティブスペースやコラボレーションを促すITツールを紹介しながら「クリエイティビティを創出するための新しい働き方」を提案します。参加者は、社員個々人がクリエイティビティを生み出すオフィス環境とIT環境の活用方法を知ることができます。

Women's Empowerment Global Conference 「MASHING UP」

日程:2018年2月22日(木)・23(金)/会場:トランクホテル 東京都渋谷区神宮前5-31

詳細・チケット購入はこちらまで。

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撮影/YUKO CHIBA、取材・文/栃尾江美

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