2018年2月のcafeglobeの特集は「顔」。顔力についてリサーチする中で、そういえば「得な顔、損な顔」ってあるよね〜!ということに気づきました。読者の皆さんにお尋ねしてみたところ、関連エピソードが出るわ、出るわ。得な顔の人にあやかったり、損な顔の人を反面教師にしたりできるよう、毎週金曜午後10時、DJユウコが再び(勝手に?)登場、ラジオ番組風にお届けいたします。
* * *
ユウコ「cafeglobeプレゼンツ『顔のアレが損得を分ける? 得する顔、損する顔』」
〜♪〜〜♪〜〜♪〜〜♪〜〜♪〜〜♪〜
ユウコ「こんばんは。2018年2月2日金曜日、午後10時をまわりました。新年を迎えたのはついこの間と思っていたのに、もう1か月が過ぎてしまいましたね。どうでしょう、皆さん、1月にたくさん思い出が残せましたか?
私は10月に「怒り」の番組を持たせてもらってから今日までの3か月間、記憶がほとんどありません。3か月って1年の4分の1ですよ。1年の4分の1の記憶がないって怖くないですか? なのでね、2018年は1日1日を大切に、記憶に残る日々を過ごそうと思っているわけなんです。生活の充実度って、表情に出ますしね。
でもね、表情とは別に、いい顔してるなとか、ちょっと幸薄そう? とか思っちゃう顔の造作やメイクってあると思うんです。なので私、リスナーの皆さんから顔の損得に関するエピソードを伺っていくことにしました。いいなと思ったら真似したり、私ソレやっちゃってるかもと思ったらこっそりやめてみたりしてください。みんなで2018年をいい年にしましょうね! あ、別にそういうこと興味ないけど、と思っているかたも、CM1本目くらいまでは試しにお付き合いくださいませ。というわけで、さっそく、1人目のエピソードにいってみましょう。電話がつながっているのかな? ですよね? こんばんは!」
マコ「こ、こんばんはー」
ユウコ「こんばんは! 栄えある1人目のお電話です。緊張せずにお話しくださいね。まずは、お名前は?」
マコ「は、はい。目黒区在住、マコと申します」
ユウコ「マコさん。今日は得する顔、損する顔、どちらについてお話しいただけるのかしら?」
マコ「損する顔、です」
ユウコ「オーケー。どんな損顔さんなのかしら。お知り合いのかたですか?」
マコ「息子が通う塾の、違う学年のママさんなんです」
ユウコ「ふむふむ。じゃあ、直接のご友人ではないんですね?」
マコ「顔を合わせたらお話しする程度で、連絡先とかを知っているわけではありません」
ユウコ「そのかたはいくつくらいで、お顔のどんなところが損なのかしら」
マコ「年齢は37〜38歳くらいだと思います。もう、とにかく化粧が濃いんです。舞台とかのドーランを使っているのかと思うほど、まず、ベースが真っ白」
ユウコ「息子さんの塾つながりってことは会うのはきっと日中だから安心ね。夜に遭遇したら宵闇に浮かび上がってかなり怖そうだわ……」
マコ「冬場は陽が落ちるのが早いので、夕方6時くらいの段階でだいぶホラーですよ(笑)。そのかた、真っ白なベースを塗った上に、頬の高い位置に濃ゆいチークを真ん丸く入れてるんです」
ユウコ「福笑いみたいな、おめでたい感じも出ていそうな」
マコ「彼女、ご家族で去年の夏に軽井沢に行っていて。軽井沢野鳥の森を散策した思い出をお子さんが絵に描いたところ、お子さん、お父さんのほかに描かれていたのが可愛いオカメインコだったと、別のママさんが言ってました。それ以来、彼女への愛情も込めて、わたしたちの間では暗黙の了解的に『オカメインコ』と呼んでいます」
ピーピー
ユウコ「あら、愛らしい(笑)」
マコ「昔から彼女を知っている人に聞いたら、昔はあんなにチークが濃かったわけではないみたいで。どうやら2〜3年前に流行した「おフェロメイク」にはまったみたいなんです」
ユウコ「おフェロって……。まあ、女はいくつになってもセクシーでありたいと願うものだけど、あれは10〜20代の子がやると可愛いメイクであって、大人がやるのは考えものね」
マコ「そうなんです。メイクって年齢に見合っていないといけなくて、いくら素敵でも、年齢や顔にはまらないものをすると滑稽に見えちゃうのかもと気づきました。しかももうトレンドでもないし……。すごく気さくで話しやすい人ではあるんですけど、彼女の前で美容の話題を出すのはタブーになってます。触れちゃいけない気がして」
ユウコ「自分を客観的に捉えることが大切よね。行動心理学では、メイクは女性の積極性を増す効果があることが認められているんですって。ということは、メイク自体はどんどんした方がいい。それが自分に似合っているのか客観的に捉えるには、なぜそうする必要があるのかなどを、面倒でも、いちいち考えてみることなんじゃないかしら」
マコ「なぜそうするか、ですか?」
ユウコ「そう。なぜファンデーションにそのテクスチャーや色を選ぶのか。なぜチークを顔のこの部分にこの形で入れるのか。日常生活に溶け込んでしまっているコスメやメイク作業、1つ1つの意味を考えてみると、案外、自分には必要ない道具や工程があることに気がつくこともあるのかなって。それにメイクはアップデートしていかないと逆に老けて見える原因にもなる。アンテナを張っておくという点でも、メイクを習慣化させないことは大事」
マコ「たしかに、そうですね。オカメインコさんに伝えるのは無理だけど、わたし自身が戒めにしようと思います」
ユウコ「人の振り見て我が振り直せ、ですね。なんて、自分で言ってて古い表現だけど」
マコ「いえいえ(笑)。ありがとうございました、すっきりしました」
ユウコ「怒り番組じゃないから、すっきりを目的にしたつもりはなかったんですけど、もやもやがなくなったなら良かったです(笑)。さて、そろそろリクエストにいきましょうか」
マコ「何か、メイクに関する歌がいいなと思ったんですけど」
ユウコ「あ、そうしたら中島みゆきさんの『化粧』を福山雅治さんがカバーしている曲なんてどうでしょう? 『化粧なんて どうでもいいと思ってきたけれど〜』っていう始まりなんです。しっとりセクシーな歌声で、心地いいの」
マコ「はい。ぜひ、それでお願いします」
ユウコ「了解しましたー。ではマコさん、今日はありがとうございました!」
マコ「はい、ありがとうございました。おやすみなさい〜」(電話切れる)
ユウコ「おやすみなさーい。さて、ではリクエスト曲にいってみましょう。番組はまだまだ続きます。チャンネルはどうかそのままで」
文/Ayako.T、企画・構成/寺田佳織(カフェグローブ編集部)

イベント
おすすめ
JOIN US
MASHING UP会員になると
Mail Magazine
新着記事をお届けするほか、
会員限定のイベント割引チケットのご案内も。
Well-being Forum
DE&I、ESGの動向をキャッチアップできるオリジナル動画コンテンツ、
オンラインサロン・セミナーなど、様々な学びの場を提供します。