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柔軟なのが好き! 「ストレッチ」がファッションやビジネスでもトレンドに

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トレンドのマーケティングを専門とするNelly Rodi社のVincent Grégoire(ヴァンサン・グレゴワール)氏によれば、いま注目の流行は「ストレッチ」。それも様々な分野でストレットがトレンドになっているのだそうです。

スポーツとしてのストレッチ

ストレッチというと、まず思い浮かぶのは、フランスの理学療法士ジャン=ピエール・モローが1960年代に提案したストレッチ運動でしょう。ウォーミングアップやクールダウンに行われ、スポーツのおまけのようなイメージが付いて回っていましたが、最近になって、ストレッチそのものをスポーツとして捉える向きが増えています。グレゴワール氏も指摘しているように、この現象は、ヨガやピラテスの流行りとも無関係ではないでしょう。

特に若い世代では、ますますストレッチを、身体によい食べ物や、デトックス、リラックス効果につながるものとして捉える人が増えています。

「L’Express」より翻訳引用

素材としてのストレッチ

また、同氏によれば、ストレッチの概念は、ファッションやインテリアにも進出しています。

特にこの傾向が目立つのは、ソファや照明です。ソファの布は、やわらかいマイクロファイバーや、伸縮性のあるものが増え、色はパステル、形も流動的なものが好まれています。

「L’Express」より翻訳引用

長くコットン偏重気味だったファッション分野でも、ストレッチ素材の台頭が見られるそうです。

(ストレッチ素材は)シルエットにピッタリ沿うので、身に着けて快適な服でもあるのです。

「L’Express」より翻訳引用

身につけるものという意味では、靴も例外ではありません。

バスケットシューズの形も変わりました。いま(好まれるバスケットシューズ)は靴下のように簡単に脱ぎ履きでき、第二の皮膚のように軽く、しなやかで、足の形にピッタリくるものです。

「L’Express」より翻訳引用

ビジネスの場でのストレッチ傾向

では、ビジネス分野はどうかと考えてみて、最近フランスのビジネスマンと話していて、よく聞く話を思い出しました。それは、これまで、迅速なほうが良いとされてきた決断が、そうとも限らなくなってきたという指摘です。

つまり、何もかもがスピードアップしている現代社会は、言いかえれば、いつ何時どういう変化があるかわからない状況。そのため、どんな変化にも対処できるように、最終決断はできるだけで遅く下すのをよしとする傾向が生まれてきているのです。

決断の時期を引き延ばしたり、早めに下しても最後まで変更可能な状態にしておくというのは、ある意味、柔軟でストレッチングな対応と言えます。

もちろん、企業の組織が大きければ大きいほど、適用は難しいでしょうが、仕事の仕方にも、ストレッチ傾向がみられるのは、実に面白いことだと感心しました。

よく目を凝らせば、分野を越えたストレッチ流行の背後に、現代人の目指すものが見えてくるかもしれません。

L’Express

photo by Getty Images

冠ゆき

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