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ミラノの「森」で深呼吸。手がけたのはヴァレクストラ×隈研吾

世界の有名なデザイナーや建築家とコラボレーションしてミラノのブティックを一新する試みを2015年から行っている「ヴァレクストラ」が、新たに日本人建築家、隈研吾さんとコラボレートしています。

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風土の延長線上にある建物を目指して

隈さんといえば、2020年の東京オリンピックの中心舞台となる、新国立競技場の設計案に採用された人物。彼の建築で特徴的なのは、木材を主体にしている点です。高度経済成長期、コンクリートと鉄で造られる建物を目の当たりにしてきた彼は、バブル崩壊後、東京での案件が減り、地方での仕事を請け負うことに。そのなかで、土地が持つ豊かな風土を感じ、その趣をいかす建築について考えるようになったことから、木材の魅力に気づいたのだそう。

都心に生まれた森

今回のヴァレクストラとのコラボレートにおいてテーマとしたのは「The Forest」。訪れたゲストを、都市にある幻想的な森林へと誘うことをコンセプトとしています。

「わたしはこのミラノの中心に、自然を持ってくる、作り出すようなことをしたいと思いました。もっとも難しい要素は、シンプルでありながら完璧であることです」(隈研吾さん)

店内には、レバノンのヒマラヤスギなど、136枚の木のプレートが配置され、そこにヴァレクストラのレザーグッズが置かれます。プレートがランダムに配置されているのは、身近ながらも予期せぬ環境の中の森の点在の様子が表現されているから。

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また、1300年から洞窟で採掘され、ゴシック調の教会建築に広く使われるマッキア ベッキアやアルゾ大理石を配した台や、ピンクブークレのクヴァドラ生地を使った椅子などが、空間を広く豊かに感じさせてくれます。

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伝統や美点を読み解き、それらを時代に合わせて再構築し、完璧なビジュアルを追求していく。これは隈さんの建築コンセプトでもあり、ヴァレクストラのアイデンティティでもあります。隈さんとの協業をかねてから熱望していたというヴァレクストラ、渾身のブティック。都市生活のなかに生まれた自然を体感してみてください。

ヴァレクストラ

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多田亜矢子
編集&ライター。2006年、マガジンハウスに入社。雑誌『Hanako』『GINZA』編集部に勤務し、ビューティ、ファッション、グルメなどを担当。現在はフリーランスとして「Hanako.tokyo」や「FUDGE.jp」などで活動中。

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