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- オンライン英会話事業で北米女性に仕事を創出。中国ミレニアルのパワー[MASHING UP]
2018年2月22〜23日にトランクホテルで開催されたビジネスカンファレンス「MASHING UP」。Unleash Yourself (自分自身を解き放とう)のテーマの下、多彩なセッションやワークショップが繰り広げられました。カフェグローブはイベントに密着取材、パワフルな現場の様子をレポートします!
オンライン語学教育サービスを展開する「VIPKID」。2013年に北京で産声をあげたスタートアップは、今や中国でも10本の指に入る世界的な企業へと急成長を遂げています。その創業者でCEOを務めるのが、シンディ・ミーさん。世界で最も注目を集める、ミレニアル世代の起業家のひとりです。
オンラインの特性を生かし、良質な語学教育を世界へ
「VIPKID」は現在、世界32か国で展開。主に4〜12才の子どもに向け、マンツーマンの英語学習プログラムを提供しています。3万人もの教師と子どもたちがライブストリーミングで結ばれ、どこにいても英語を学ぶことができるのです。授業はすべて北米出身のハイレベルな教師によって行われるのが特徴。高い学習効果をあげられることが強みです。
「私たちは先生の成功も重要だと考えています」とシンディさん。
たとえばフルタイムで働けない状況でも、柔軟にスケジュールを組み、副収入を得ることもできます。じつに教師の7割は女性だそう。 「先生たちが能力を開花させることで、子どもたちにインスピレーションを与えてもらいたいと考えています」
2017年8月には、オンライン中国語学習システム「Lingo Bus」もサービススタートしました。「Lingo Bus」の生徒第一号となったのは、日本に住む5才の男の子、高橋樹くん。この日、会場に駆けつけた樹くんがステージに上がり、シンディさんとハグする場面も。はにかみながらも「歌をうたったりして、楽しい」と、プログラムの楽しさをレポートしてくれました。
100%の世界に向けて1%ずつ成果を出す
アメリカのメディアではイノベーティブな企業トップ50にランクインし、次世代のユニコーン企業、その成長を支える起業家として常に注目を集めるシンディさん。相当な重圧とも戦っているのではと思いきや、彼女はいたって自然体。なすべきことを一歩一歩積み重ねている感覚のようです。
「プレッシャーは感じません。世界がよりよい場所になることを考え、よりよい行いをするという目標に向かってビジネスをしています。そこにたどり着くまでイノベーションを続けていきたい。100%の世界に向けて、1%ずつ成果をだしていきます」
良質な教育が子どもたちの人生にどれほどすばらしい影響を与えうるか、そのパワーを信じて、軽やかに未来を切り開くシンディさん。今後の活躍からも目が離せません。
SPOTLIGHT TALK - グローバルビジネスに影響。中国ミレニアルのパワー -
MASHING UP 2018年2月23日 10:40 - 11:10 @トランクホテル 1F
シンディ・ミー(VIPKID)
撮影/YUKO CHIBA 取材・文/浦上藍子

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