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ゴールで待つのは輝くティファニー。名古屋での初フルマラソン完走記

あなたはランニングをしますか? 近年は空前のランニングブームといわれています。私は走るのはちょっと……、という人でも、走ったご褒美がティファニーと聞いたらちょっぴりときめいてしまいませんか?

2012年に名古屋国際女子マラソンから生まれ変わった名古屋ウィメンズマラソン。ランナー数が世界一の女子マラソンとしてギネス登録されているだけでなく、完走すれば完走賞としてティファニー製のペンダントがもらえることでも有名。国内はもとより海外からも多くの女性が集まるとても華やかな大会です。

なかなか抽選に当たらないことでも有名なこのマラソン大会に運よく当選し、人生初のフルマラソンに挑戦してきました。

EXPOの盛り上がりに圧倒される

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2018年からシルバースポンサーがニューバランスジャパンになり、さらに新しくなった名古屋ウィメンズマラソン。大会前日のナゴヤドームでは、ゼッケンの引き換えが行われると同時に、マラソンEXPOが開催されていました。

名古屋ウィメンズマラソンの2017年の参加者は19,857人。2018年は22,000人もの女性ランナーが出走予定で、さらには同時開催される名古屋シティマラソン参加者も加わった会場はものすごい熱気。オフィシャルグッズの完売も早々に続出しています。ゴールドスポンサーであるメナード化粧品のCMキャラクターを務める俳優竹内涼真さんのトークショーなども開催され、会場には最新化粧品を試すことができるブースやご当地グルメの屋台までずらり。ついつい翌日走ることを忘れてめいっぱい楽しんでしまいそうになりました。危ない危ない。

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多くの声援に励まされながら

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大会当日は雲ひとつない青空。カラフルなウェアに身を包んだ女性が一堂に会する様子はとても華やか。折しもこの日は3月11日、ほとんどの選手が運営から配られた「がんばろう日本」のステッカーをウェアに貼り、いまだ道半ばの復興へ思いを新たにしています。

開会式では、歌手の倉木麻衣さんが国歌斉唱ののち新曲も初披露。その後、チャレンジランナーであるSKE48の北川綾巴さん、高木由麻奈さん、鎌田菜月さんが紹介されました。でも、初参加の筆者は並ぶ場所もはるか後ろの方、残念ながらゲストたちの姿は見えず、音声しか聞こえてきません(笑)。

そうこうしているうちに、とうとうスタート! スタート直後から、沿道の大きな声援に励まされます。早々の「あと40kmだよっ!」の掛け声には、つい笑ってしまいました。

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コース上に設けられた各応援ポイントでは、和太鼓やチアリーディングをはじめ、全国から集まったおもてなし沿道応援隊がにぎやかにレースを盛り上げてくれていました。また、オフィシャルの給水所などのエイド以外にも多くの私設エイドがあり、一般の方が自主的に果物や飲み物を差し出してくれたり、コールドスプレーまで準備してあれこれランナーをサポートしてくれたり。どんどん身体が悲鳴をあげていく中、応援してくれる人の多さに驚くとともに、人の温かい思いは本当に大きな力になることを改めて実感しました。

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感動のゴール! そしてティファニーを手に

車で巡ればせいぜい1時間程度しかかからないであろう42.195kmという道のり。それを数時間かけて走っていると、言葉がなくても一緒に走るランナーと暖かい共感が生まれるのを感じます。実際に、宿泊先のホテルで同じ大会を走るとわかって連絡先を交換したり、走りながらランナー同士、一言二言励ましあったりと、孤独な作業のはずのランニングがむしろたくさんの気持ちのよいコミュニケーションを生んでくれるのだと知りました。

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おもてなしタキシード隊2018が待つゴールになんとか無事にたどり着き、念願のブルーボックスを手にしてもその思いは変わらず、更衣室でも帰宅途上でも、ほんの少しの譲り合いや会話ににじみ出るお互いへのリスペクトは本当に気持ちのよいものでした。

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女性ばかりの大会ということもあり、特に親近感も強まったのかもしれませんが、ランニングにはまり、あちこちの大会を転戦する人の気持ちがちょっぴりわかったような気がします。

ランニングなどの有酸素運動は、健康にいいだけでなく精神的な落ち込みにも効果があるといわれています。そこまで深刻な話でなくても、少なくとも私は出っ張っていた下腹が少し凹みましたし(笑)、肩こりもよくなった気がします。走ることは苦しいことには違いありませんが、確かに生活を健康的にするにはよい影響を与えてくれています。

最近は本当に多くのマラソン大会があちこちで開催されるようになりました。いきなりフルマラソンを目指すのはハードルが高くても、5km、10kmなどの短距離から、記録を気にしないファンレースに気軽に参加してみるのも、新しい世界が広がるきっかけになるかもしれませんね。私も今回知り合った方と「また一緒に走ろうね」との約束したので、首元の光るティファニーと共に、もう少しこの世界にはまってみたいと思います。

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小林聖
インターネット黎明期よりIT業界にてさまざまな業務に関わる。多くのWEBメディアや携帯サイトのコンテンツ制作を経験したことから、ライターに。 過去にオランダに四年、香港に三年半生活。現地ローカル企業での就職もあり、さまざまな文化に触れた経験を生かしてグルメや旅、ラグジュアリーホテルなどの記事を担当。 プライベートはむしろアナログを好み、漫画より小説、テレビより映画を偏愛。また普段から着物を愛好し、普段着物研究家を自称。日常で着物を着る人を増やしたいと、ブログでの情報発信や普及活動も行っている。 http://www.daily-kimono.tokyo/

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