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日本社会の男女格差。あなたはどう感じていますか?
たとえば今、セクシャルハラスメントの告発運動である#MeTooが、グローバルな拡がりを見せています。女優たちの黒いドレス姿が会場を埋め尽くしたゴールデン・グローブ賞授賞式の映像は世界中に配信され、その問題の根深さを浮き彫りにしました。
#MeToo、よく知らない人がほとんど
しかし、市場調査メディアHoNote(ホノテ)が20~69歳の男女に向けて実施した「日本における男女格差」調査では、この#MeToo運動を「知っている」と回答した人は21%、 「知らない」と答えた人が65%もいることがわかったのです。
さらには「日本は男女平等と思うか?」という質問にも、男女問わず64%が「そうは思わない」と回答しています。
男性の回答だけで見ても57%と半数以上を占め、日本における男女平等は、まだまだ後塵を拝していると言わざるを得ません。事実、世界経済フォーラム(WEF:World Economic Forum)が発表する、 各国の社会進出における男女格差を示す指数「ジェンダーギャップ指数」においても、 日本は2016年には144か国中111位、 2017年は144か国中114位と過去最低を更新しています。
調査でも「男女格差が大きい」と思う場面について、
・1位「管理職への登用」77%
・2位「育児に対する役割」74%
・3位「職場での役割」62%
と言う回答。つまり仕事の場で実感することが多いということになり、「ジェンダーギャップ指数」を裏打ちする結果になりました。
働く女性たちは、結果を見ずともすでに実感していることでしょう。少しでも改善することはできないのでしょうか。
そもそも男女の格差ってなんだろう
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レディースデイや女性専用車両など、女性が優遇されることも増えてきました。一見、状況は少しずつでもよくなってきているようにも見えます。けれど、私たち女性が本当に欲しいのは、そんな“女性だから”を掲げた手厚さではありません。
逆差別、逆セクハラという言葉もそこまで珍しくなくなりました。男女が逆転しても問題が起こるというなら、本質は「男女差」をどうにかするのではなく、お互い同じ“人”として尊重しあうことがキーワードなのではないかと筆者は思います。
折しも、3月8日は国際女性デー。本当の男女平等について、あなたももう一度考えてみませんか。
[HoNote]

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