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「働きたい」をあきらめない。女性活躍を応援する「Empowered Woman JAPAN 2018」

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今、多くの女性が「自分を活かして働きたいけれど、その環境がない」と感じているのではないでしょうか。2018年4月に行われたカンファレンスイベント「Empowered Woman JAPAN 2018」では、これからの人生100年時代を支える「女性の力」にフォーカス。さまざまなゲストが登壇し、場所や時間を超えた働き方をサポートする取り組みを紹介。満席となった会場は、これからの女性の活躍を信じる熱気にあふれました。

テレワークが切り開く未来の働き方

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Empowered Woman JAPAN 実行委員会 委員長、日本テレワーク学会 会長、東北芸術工科大学デザイン工学部企画構想学科教授 工学博士 松村茂さん

この日の軸になったキーワードは、テレワーク。テレワークとは、tele=離れた場所、work=働くをあわせた造語で、ICT(情報通信技術)を活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。 「テレワークのいつでも・どこでも・誰とでもという3つの利点により、子育てや介護などのライフステージが変化しても、場所や時間にとらわれない就労ニーズを支えることができる」と定義するのは、日本テレワーク学会の会長・松村茂さん。

働き方改革の切り札になるか

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総務大臣・女性活躍担当 内閣府特命担当大臣 野田聖子さん

そして、実際にモバイルでテレワークを活用していると話すのが、総務大臣・女性活躍担当 内閣府特命担当大臣の野田聖子さん。「ICTを利用して、場所や時間にとらわれずに働くことは、働き方改革の切り札だと信じています」

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左より、経済産業省 伊藤禎則さん、認定NPO法人 育て上げネット 工藤啓さん、中村寛子さん。

経済産業省 産業人材政策室 参事官の伊藤禎則さんは、「労働時間の短縮に焦点が当たりがちだが、本質は選択肢を増やすこと。ICTの力を使えば、企業を誘致したり、東京に働きに出たりしなくても、地方で働くことができる」と、テレワークが切り開く未来の働き方を示唆しました。

企業・都市・働く人をよくしていく

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株式会社 新閃力 代表取締役 シェアサテライトオフィス Trist代表 尾崎えり子さん

そんなテレワークによる採用の実例を紹介するのは、株式会社 新閃力 代表取締役社長でシェアサテライトオフィス Trist代表の尾崎えり子さん。「ウーマンテレワーク体験プログラム」は、千葉県流山市、佐賀県佐賀市、愛知県岡崎市、群馬県みなかみ町の全国4か所で実施されている、地方在住者がテレワークスキルを身につけるための実践プログラムです。遠隔作業でのチームビルディングやキャリアデザインの考え方から、スキルの学び直し、LinkedInでマッチングした企業でのインターンシップなど約3週間におよび、さらには、テレワークで働く人を採用する企業側のオンライン講座も行われています。

テレワークは優秀な人材を確保する戦略

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左より、尾崎えり子さん(株式会社 新閃力 代表取締役)、星野晃一郎さん(株式会社ダンクソフト 代表取締役)、入谷真紀さん(ウーマンテレワーク体験プログラム 参加者代表)、井崎義治 流山市長、宮崎翔太さん(日本マイクロソフト株式会社 政策渉外・法務本部 地方創生担当部長)。

パネルディスカッションには、実際にプログラムを受講して株式会社ダンクソフトでテレワークインターンとして働く入谷真紀さんが参加。子育てに専念し10年以上のブランクがあった入谷さんは「このプログラムに参加して希望が芽生えた」と語ります。

東京に本社を持ち、徳島にサテライトオフィスを構える株式会社ダンクソフトの星野晃一郎代表取締役は、入谷さんと実際に会うのは今日が初めて。「離れていても弊社で働きたいと言ってもらえるし、そういう方を受け入れる体制がある。テレワークは、優秀な方に来ていただくための経営戦略として考えています」。現在はテレワークでの採用に募集が殺到している、と、テレワーク採用の現状を伝えました。

このプログラムを実施している流山市は「 母になるなら流山、父になるなら流山」というキャッチコピーを軸に、働きながら子育てしやすい街づくりに取り組んでいます。千葉県内では、人口増加率がナンバーワン。井崎市長は「新しい事業を始める際、やらないリスクも考えることと、潜在的なニーズに対応するという視点が大切」と、改革のコツを説明しました。

80歳からプログラミング。オンラインで教わりながら

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ITエバンジェリスト 若宮正子さん

ほかにも、新しい時代の働き方にヒントをあたえるセッションが続きます。 カフェグローブでも何度か紹介しているITエバンジェリスト 若宮正子さんが登壇すると、会場の空気がぐっと朗らかに。 自らが幹事を務めるネット老人会「メロウ倶楽部」やスマホアプリ「hinadan」を例に挙げながら、ICTの力によって、今後はもっと介護や医療の現場に可能性が広がるのではと話しました。

ロボットのようではなく、人間らしい働き方を

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ロンドン・ビジネススクール教授 リンダ・グラットンさん

海外からは『LIFE SHIFT』の著者リンダ・グラットンさんがスピーチを行いました。「ロボットのような働き方ではなく、人間らしい働き方をしよう」と提言し、さらには今後、歳とともに何度も学び直しをする時代になっていくだろうと予想します。

「日本の課題は、女性の活躍。子どもを産んで専業主婦になり、100年生きるとしたら、子供の手が離れた後は何をするのでしょうか?」と問います。そこで、インドの女性がカリフォルニアの会社のためにテレワークをしているという実例を紹介。日本でも、テレワーク先が国内とは限らないと、会場内に希望を持たせてくれました。

一人ひとりのポテンシャルを引き出す

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日本マイクロソフト株式会社 代表取締役 社長 平野拓也

最後を締めくくったのは、本イベント実行委員会の事務局を務める日本マイクロソフトの平野拓也社長です。日本マイクロソフトは、社のミッションである「地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする」につながる活動として、女性活躍の場の促進女性の就労選択肢の拡大を支援。3月8日の国際女性デーでは、ミモザの花をオフィスに来社した取引先や女性従業員に配布するイベントを実施したり、「ウーマンテレワーク体験プログラム」においてもテクノロジーの観点から取り組みを後押ししています。

「当社では、社員一人ひとりのポテンシャルをどのようにしたら最大限引き出すことができるのかを考えています。そのためにはマイノリティ、マジョリティという考えではなく、できるだけ多くの人にとって働きやすい環境づくりが必要という想いから、様々な取り組みを推進しています。たとえば、育児や介護などの事情で離職した女性が、ゼロからではなくプロフェッショナルなレベルで復職できるようご支援するリターンシップ プログラムを進めています」と、現在の取り組みを紹介して締めくくりました。

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テレワークなどのICT技術を活用して、女性の能力を最大限に活かすことは、働く人だけでなく、企業、地域に大きく貢献することが実感できた今回のイベント。「働きたい」「成長したい」と思う人が、時間や場所といった障壁を減らすことができたら、日本の発展と共に、生き生きと笑顔で暮らせる人が増えるのではないでしょうか。

Empowered Woman JAPAN 2018

撮影/YUKO CHIBA、取材・文/栃尾江美

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