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未来予測の専門家の情報源は「新聞」。賢い情報フィルターを鍛える方法

ニューヨーク・タイムズの「ナイキ重役から一転。トランプ勝利の日からニュース断ちをする男」を読んでから、毎日さまざまなニュースを読むのはなぜだろうと考えさせられました。

仕事に関係がある。好きなことや興味があるテーマだから。悩みや問題の解決策を探すなど。いろいろな理由がありますが、出来事をより包括的に理解するため、未来を予測するためだとしたら、どういう情報消費がいいのでしょうか。

未来予測をするフューチャリストは新聞を読む

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イギリスのフューチャリスト、未来予測の専門家であるリチャード・ワトソン氏。「Quartz」によると、彼は最新ニュースを追いかけず、SNSも利用せず、日曜日の新聞が主な情報源なのだそう。

なぜなら、時間が経つにつれ重要な出来事の影響や展開が見えてきて、より包括的な理解につながるから。『減速思考』や『The Future: 50 Ideas You Really Need to Know』など未来予測関係の著作が何冊もあるワトソン氏ですが、それはこのような情報消費と情報活用によって可能となったのです。

賢い情報フィルターの鍛え方

そんな彼が、情報を見極めるフィルターの鍛え方を伝授しています。

要らない情報を切り捨てる

まず大事なのは、量よりも情報の質を重視することです。知らなくていいことは切り捨てる潔さが必要。これは、スティーブ・ジョブズのイノベーション術に通じるところがあります。毎日膨大な量の情報を目にする日常では、入れないもの、フォローしない情報をしっかり取捨選択するべきなのです。たしかに、なんでもかんでも情報を消費するなかから選び抜くよりも、間口を狭くして重要なものだけを入れて、あとは切り捨てるほうが効率的。そうは言っても実行するのは難しそうですが、トライする価値はあります。

お決まりのパターンをやめてみる

つぎに、自分の殻から抜け出すことが勧められています。その方法は、ふつうなら見ないような本や雑誌をめくってみたり、他人と会話してみること。それによって自分の情報消費のパターンを崩して、違う視点を得ることができます。

旅行に関しても、誰もが行く場所は避けて、人とは違う旅をしてみることが大事。これも、お決まりのパターンから離れて視点を広げるのに役立ちます。

リラックスする

情報フィルターの鍛え方の中には、驚くべきものもありました。それは、「リラックスすることだ。重要な情報は向こうから確実にやってきてくれる」というもの。

毎日刻々と変わる最新ニュースではなく、時の経過によって淘汰された重要な情報は最終的に自分の元へ届くだろうという信念があるんです。その方法で情報を入手し、未来予測の本を執筆しているワトソン氏だから、かなり信ぴょう性があります。

カウンタートレンドに注目を

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だから、彼は、SNSをやめ、トレンドを追いかけるのではなく、カウンタートレンドに注目しろと断言しています。

日々の情報消費は不要だとは思わないしある程度必要。それが悪いとは思わないし、SNSを見るのは楽しい。でも、包括的な視点が必要なテーマや問題には、ワトソン方式で情報を活用することが、大人の賢い情報消費だと感じました。

Quartz

photo by Getty Images, Shutterstock

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ぬえよしこ
通算21年のアメリカ生活=テキサス居住歴の東京テキサス人。立教大学英米文学科卒、北テキサス大学院映画専攻修了。映画・航空・教育業界で、ずっと日本語と英語を使っています。ほどほどに都会、ほどほどに田舎、なんでもでっかいダラスで、好きなことや興味のあることを書いています。

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