ゴールデンウィーク。たまっている本を読んだり、映画や動画を楽しむ時間がやっとできます。
TEDトークも観るチャンスです。
TEDじゃなくて、CTH
先日「Inc.」に、2001年から2017年までの16年分のTEDトークを分析した結果、人気テーマトップ10が判明したという興味深い結果が掲載されていました。
トップ3は、コミュニケーション、テクノロジー、ヘルス。TED (technology, entertainment, design)じゃなくて、「CTH」ですね。
コミュニケーション関連のトークは、16年間で2億2300万回観られたそうです。
印象の残った「拒絶セラピー」動画
このテーマでわたしの印象に残っているものは、起業家ジア・ジアンさんのトーク(Youtube/字幕なし/2013年)。
これを観るきっかけになったのは、2012年、インターネットで話題を集めた「五輪ドーナツ」でした。トークの中で触れています。
拒絶されそうな状況を自ら作って、拒絶される回数を増やして免疫をつけるという「拒絶セラピー(rejection therapy)」の体験談。すごく勇気があるなと思いました。
そして、2016年にも同じテーマでアップデートしたトークを発表しています(Youtube/字幕つき/2016年)。
まず、拒絶を避けることをやめる。自分が望んだ状況にならなくても、それに「反応」するのではなく、どう「対応」するのか、どういう態度をとるかは自分で選べるということを教えてくれます。そして、拒絶の「No」をどうすれば「Yes」に変えられるかというアドバイスもあります。
脳科学者の脳卒中実体験トーク
第2位のテーマはテクノロジーで、1億9600回の視聴数。
3位のヘルス関連では、脳科学者であるジル・ボルト・テイラーのトークにインパクトを受けました。TEDが発表した人気トーク25本にもランク入りしています(TED/字幕なし/2008年)。
彼女自身の脳卒中の実体験を語っています。この動画のあと、彼女の本『My Stroke of Insight: A Brain Scientist's Personal Journey』(邦題『奇跡の脳』)も読んで、わたしたちの認知や意識、脳の不思議に驚いたことを思い出します。
75年にわたる調査で判明した「幸せな人生」とは?
トップ10の残りのテーマは、アート、幸福、教育、クリエティビティ、モチベーション、デザイン、政治と続きます。
幸福テーマでは、ハーバード大学の幸せについての研究をしたロバート・ウォールディンガーさんのトークを(TED/字幕つき/2015年)。カフェグローブの記事でも以前紹介しています。
「幸せな人生」は目的ではなくて、家族や友人に囲まれ、有意義な仕事をしたり社会貢献をしているうちに、結果として「幸せな人生」を送ることができるのではと感じたトークでした。
視点を拡げてくれるTEDトーク
コミュニケーションが一番人気だと知って、内容だけではなく、短い動画でわかりやすいフォーマットも魅力のTEDらしい結果だと思いました。
自分の視聴を振り返ってみても、やはりコミュニケーション関係が多いみたい。TEDトークを観てからその人の著書やブログを読んだり、その逆もあったりと視点を拡げてくれます。
スキマ時間を利用して、自分の関心の向くままに視聴できるトーク動画。トップ10がわかったので、これまであまり観ていなかったテーマにも挑戦してみます。

イベント
おすすめ
JOIN US
MASHING UP会員になると
Mail Magazine
新着記事をお届けするほか、
会員限定のイベント割引チケットのご案内も。
Well-being Forum
DE&I、ESGの動向をキャッチアップできるオリジナル動画コンテンツ、
オンラインサロン・セミナーなど、様々な学びの場を提供します。