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仕事がすいーっと捗る、北欧のブレイク法「Fika」

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世界共通の働く女性の悩みといえば、タイムマネージメント。オフィスでの無駄な時間を省くべく、使えるテクノロジーは駆使し、コミュニーケーションも、メールはもちろんチャットやLINEなど、よりシンプルでタイムロスのない方向へと移行しはじめています。

この流れにより、会議などフェイス・トゥ・フェイスの機会は減少傾向……かと思いきや、スウェーデンでのオフィスでは、事情がまったく異なります。

逆の発想が成功を生む。Fikaの習慣

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ニューヨークには「Fika」という名前でチェーン展開するスウェーデンスタイルのカフェも。

スウェーデンのオフィスで午前と午後に習慣化されているというコーヒーブレイク「Fika(フィーカ)」。スウェーデンでは、会社の大小に関わらず行われており、15分から20分ほど仕事から離れて、コーヒーとともにシナモンロールや焼き菓子を楽しむのが一般的です。

Fikaの時間をとることで、生産性が下がらないか心配なところですが、総合的にみれば、業務のスピードアップやサクセスに繋がる要素を持ち合わせているようです。

Fikaが作業能率や職場環境を改善するかも!?

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ブリティッシュコロンビア大学の研究をはじめ多くの研究が、1日2回の休憩が集中力を持続するのに効果的だと結論づけています。寸暇を惜しんでフル稼働で働くよりも、かえって作業能率が上がる、というわけです。

さらに、同僚とのコミュケーションの時間になる、というのもFikaがサクセスに繋がる要因の一つ。女性は表情やボディランゲージを使って表現することが得意なため、フェイス・トゥ・フェイスのコミュニーケーションが情報伝達率を劇的に上げるのだとか。

また、Fikaで仕事の話をしなかったとしても、ポジションや性別関係なく交流があることが、社内の協力体制の土台をつくります。

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成功している人の多くが、感謝のノートをつけたり、感謝のメールを送る習慣があるとよく耳にします。

もともと、Fikaとは「スローダウン」や「日常への感謝」という意味の言葉。コーヒーを飲みながら、日々の感謝を同僚に伝えれば、職場の雰囲気の改善だけでなく、自分の思考にもポジティブな効果がありそうです。

スローダウンと感謝がサクセスに繋がるコーヒータイム、日本でも取り入れる価値がありそうです。

kitchn, treehugger, Harvard Business Review, Sciencedaily

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神田朝子
NY系東京人のライター/ピアニスト。 立教大学法学部を卒業後、外資系メーカーに勤務。2009年に渡米し音楽修行の傍らライターデビュー。2018年春に帰国。 得意分野はファッションやトレンド。楽しいことを探して東京を漂流する様子はInstagramでほぼ毎日更新中。 英語で学ぶ音楽教室「epiphany piano studio」主宰。

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