目標達成するには強い意志と忍耐が必要……でも、できるだけつらい思いはしたくないもの。楽して目標達成する方法があれば、知りたいと思いませんか?
自分が理想とする人とつきあう
良きにつけ悪しきにつけ、周囲の人の影響は強力なもの。「みんながやっていることはやりたくなる」心理を応用して、スムーズに目標達成する方法があります。
スタンフォード大学の心理学者ケリー・マクゴニガル氏は自著の中で、“意志力は人から人へ感染する”と述べています。
不安になるかもしれませんが、これだけははっきりしています。つまり、悪い習慣も好ましい変化も、ともに人から人へウィルスのように感染するということ。そして、その影響をまったく受けない人はいないということです。
ケリー・マクゴニガル著『スタンフォードの自分を変える教室』より引用
たとえば、健康的でポジティブな人になりたいなら、そのような特徴を持った人々とできる限り一緒に過ごせば“自然と”自分自身もそうなっていく……という、ごく単純な仕組みです。自分が理想とする人々とお付き合いすることで向かうべき道がフォーカスでき、あとは足並みをそろえて前進すればゴールにたどり着く。そんなイメージと言えるでしょう。
紙に書く。かならず手書きで
目標をリストアップすると達成しやすくなるというテクニックは、耳にしたことがある方が多いのではないでしょうか。目標をハッキリさせて頭に刻めば、普段無意識にとる行動も自動的に良い方に変わっていくというのがその理由です。
ベストセラー『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』では、単にリストアップするだけでなく手書きで紙に書くことを勧めています。
ドミニカン大学カリフォルニア校で心理学を教えているゲイル・マシューズ教授が、267人の参加者を集めて、目標の達成率に関する実験を行った。目標を手書きしたときの達成率と、キーボードでタイプしたときの達成率を比べたのである。すると、手書きするだけで、達成率は42パーセントも上がることがわかった。
アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ著『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』より引用
なぜ、手書きにするだけでこれほどまでに違いが出るのでしょうか? 同著によると、“必要な指の動作”が手書きの場合の方が多いため、脳で働く神経もずっと多くなることが根拠だそうです。
タイプより手書きの方が若干面倒ですが、42パーセントも達成率が上がるのなら実践する価値は充分にあるでしょう。
根性と忍耐だけで目標達成をしようとすると、3日坊主になってしまいがちに。これらのメソッドなら挫折知らず。さあ、今日から試してみましょう。
[スタンフォードの自分を変える教室, 自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング]Image via Gettyimages

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