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独身か、結婚か。人生100年時代をどう生きる?

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「生涯未婚率」という言葉を知っていますか? 50歳までに1度も結婚したことのない人の割合のことを差し、年々その割合は上昇しているのだそうです。

また、若い世代の「恋愛離れ」もよく耳にするようになりました。今の若い世代にとっては、恋愛や結婚があまりメリットに感じられないのかもしれませんね。はたして世間はほんとうに、結婚離れに進んでいるのでしょうか?

未婚の理由は「出会いがない」がダントツ

まず、婚活支援サービスパートナーエージェントが行った新社会人に向けたアンケート結果を見てみましょう。実は「結婚したい」と考えている新社会人は、むしろ年々増えている傾向にあります。「結婚したいと思いますか?」という問いに、「したい」と回答した人は、2012年の79.3%から2018年には95.9%、なんと16.6ポイントも増加しています。世間のイメージとは逆に、結婚したい若者は増えているのです。

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40〜50代男女1650人にきいた「未婚でいる理由」。グラフは上から40代男性、50代男性、40代女性、50代女性。

つぎに、現在未婚でいる40~50代男女に、今も未婚でいる理由はどこにあると思うかを聞いてみました。最も多かった回答は「出会いがないから」。逆に「結婚したくないから」は全体の2割前後にとどまっています。未婚でいる理由は年齢に関わりなく、周囲が考えているように「結婚したくない」という“意思”ではなく、それ以外の要因が大きい、と考えた方がよさそうです。

結婚は後回しにする傾向

そう考えれば、早くに機会を得るかそうでないかで変わってくるということにもなります。

実際に、まだ未婚でいるという人たちが、結婚に対してどんな考えでいるかも聞いてみたところ、「もっと早くに結婚しておけばよかったと思う」と答えた人は56.2%でした。そのうえで「出会いがなければ婚活も必要だと思う」については、56.9%が「そう思う」と答えています。

アンケートの結果でも、未婚のままでいるのに特に大きな理由はなかったり、プライベートが忙しいなど、結婚に対する関心とは別のところで、結婚を後回しにする傾向があるようです。

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人生100年時代の結婚観は、どうなる?

戦後日本のような皆婚社会とは違い、価値観も多様化し、結婚を選ばない人生だっておかしくない現代。冒頭の生涯未婚率ですら、そのうち概念が変わってくるかもしれません。

人生100年時代と言われる今、40代だって、まだ人生半ば。「今までは結婚したくなかったけれど、これからはパートナーがいて欲しい」「仕事が忙しかったけれど第二の人生は誰かとゆっくり歩んでみたい」など、以前では考えられなかったほど多くの選択肢が持てる時代です。結婚だって自分の意思でいつからでも始められるし、変えることもできる、考えてみたらこんな幸せなことはないのかもしれません。

[ 株式会社パートナーエージェント ]

Image via Getty Images

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小林聖
インターネット黎明期よりIT業界にてさまざまな業務に関わる。多くのWEBメディアや携帯サイトのコンテンツ制作を経験したことから、ライターに。 過去にオランダに四年、香港に三年半生活。現地ローカル企業での就職もあり、さまざまな文化に触れた経験を生かしてグルメや旅、ラグジュアリーホテルなどの記事を担当。 プライベートはむしろアナログを好み、漫画より小説、テレビより映画を偏愛。また普段から着物を愛好し、普段着物研究家を自称。日常で着物を着る人を増やしたいと、ブログでの情報発信や普及活動も行っている。 http://www.daily-kimono.tokyo/

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