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「No」と言ってもいいんです。対立意見が職場をよくする

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人と異なる意見を持つことは言い争いを生みます。しかも言い争いは、組織にマイナスの影響を与えると考えてしまうかもしれません。

ですが、異なる考え方をもち、反対意見が出る環境にこそイノベーションが生まれます。ケンブリッジ大学出身のマーガレット・ヘファーナンは、反対意見を表明することが、組織にとってプラスであると提言する実業家の一人です。

へファーナン氏は、成果を出す組織経営のためには、優秀な従業員を評価する制度ではなく、チームで助け合う機会を作ることが重要であるという提案をしており、従来の枠組みに賛同しない、新しい組織経営を提案する実業家として知られています。

管理職の8割以上が言い争いを恐れている

へファーナン氏は自身のTEDトーク「Dare to disagree(対立の意義)」で、病気の原因解明に悩む医師が、同僚に対立意見を挙げてもらうことで問題解決した例にあげ、意見が対立する状況に慣れ親しむためには、意見が大きく異なる人を見つけて、自分自身に神経生物学的な刺激を与えることがいいと話します。価値観や考え方、経験がまったく違う人を探し出すことは、忍耐強さとエナジーが求められますが、同じ組織の人に対立意見を言ってもらい、言い争いに慣れるのは比較的取り組みやすそうです。

しかし、組織のなかでの言い争いは事情が複雑になるでしょう。へファーナン氏によると、85%の管理職が言い争いを恐れています。つま、組織の中では、周りと異なる意見を発表することは、調和を乱す建設的ではない行動と判断する風潮があるということです。

沈黙に挑戦するとき、もしくは目にした事実に挑戦するとき、私たちは言い争いを生み出します。そしてその言い争いのおかげで、周りの人達は今まで黙認していた素晴らしい考え方に気づくことができるのです。

TED」より翻訳引用

職場での「No」は破壊でなく、よりよい環境をつくる

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現代では、情報技術の発展により、たくさんの情報が公開されるようになりました。大きなトラブルは、情報が公開されていないことによるのではなく、公開されている情報に反対できないために起こるケースが増えています。

日頃から自分とは異なる考え方、成長の背景を持つ人がいることに意識を向けておくと、言い争うことがマイナスと判断することが減り、建設的なことであると気づけるようになってきます。意見の違いが生み出す対立は、破壊ではなく、新しい価値の発見につながることだとわかれば、組織のなかでも「NO」と発言しやすくなるはずです。

考え方の違いや不適切な慣習に反対することは、調和を乱す行動ではなく、よりよい環境を作るための提案なのですから。

[TED, TED]

Image via Shutterstock

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せきぐちゆう
フリーライター。インド在住後、2012年からライティング業務に従事。インドのRabindra Bharati大学、オーストラリアMacquarie大学で学んだ経験を生かし、英語教材出版社やニュースメディアなどで執筆中。

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