例えば日曜の夕方、「ああ、仕事に戻りたくない」という思いが頭にちらつく人も多いのではないでしょうか? 楽しすぎる休日のせいか、 それとも、そもそも現在の仕事に対するモティベーションが下がってしまっているのか——。カフェグローブ読者463人に行ったアンケートによると、実にその85%以上の人が転職に関心を示しています。
でも、実際に転職するとなると、給与や休暇などの待遇面、プライベートとの両立、35歳からの転職は難しいといわれるなかでの年齢的ハードルなど、さまざまな不安が頭をよぎります。
転職すべきか否か、参考になる記事をまとめました。
仕事をやめるタイミングを知る、12の質問
なんとなく「このままでいいのだろうか」ともやもやしている人、または、「転職して本当に後悔しないだろうか」と決断しかねている人にはこちらの記事を。
フェイスブックの元重役で、キャリアとリーダーシップのコーチングを専門とするデブラ・ベッドナー・クラーク(Debra Bednar-Clark)氏は、たくさんの人の相談に、まず、こう答えてきたそう。
「OK。まず、あなたがどういう人で、本当は何がしたいのかをしっかり理解することから始めましょう」。
彼女は、「今、この瞬間に何をしているかということに沿って考えるのではなく、やるべきだと考えていることに対してキャリアを積んでいくこと」を軸に、将来を考えることが大切だと言います。
そして、決断を迫られたときには、自分に12の問いを投げかけてみてほしい、と。この問いに答えるうちに、自分自身の状況や気持ちがクリアに。客観的な目で、現状を見つめるツールになりそうです。
・もっと読む>>フェイスブックの元重役が教える、仕事を辞めるタイミングを知る方法
転職経験者が語る「大企業をやめるわけ、やめないわけ」
では、実際に転職した人は、どう考えているのでしょうか?
大企業をやめて起業した、株式会社ウィズグループの奥田浩美さん、freee株式会社の佐々木大輔さん、株式会社タスカジの和田幸子さんは、2018年2月に開催されたビジネスカンファレンス「MASHING UP」で、その経験をシェアしました。
「(キャリアチェンジを)会社から得られるものがない、という視点で考える人が多いけれど、 あなたが会社に差し出せるものがなくなったら辞めたらいい」。
「組織に人が合わせる時代は終わり。すべての人は完璧な丸い球体のように価値を持っていて、それをもらって組織を作るのが会社です。そのなかでは、会社をやめるかやめないかよりも、どんなかたちで社会にインパクトを出せるかが大事だと思います」
など、3人のセッションには、転職・起業にまつわる金言がたくさん。「会社と自分」という関係性を基準に自分の将来を考えるのではなく、「社会と自分」という広い視野でキャリアを考えていくという3人のスタンスに、新しい気付きを得た参加者も多くいました。
また、奥田さん、佐々木さん、和田さんが共に声をそろえた、「すべての経験がムダではない」という発言にも勇気をもらえます。
・もっと読む>>大企業をやめるわけ、やめないわけ。決断の理由を教えます! [MASHING UP]
転職する際に気をつけたいこと
そして、最後に。
企業に所属した人たちが感じた「入社後ギャップ」に対する12万件のフリーコメントをまとめたのがこちら。
良くも悪くも入社後にギャップを感じた人の74.3%が「仕事内容や配属について」、39.3%が「組織の特徴や社風について」、入社前のイメージとは違ったと答えています。
転職後に「こんなはずじゃなかった」と思わないためには、考えているよりも入念なリサーチが必要と言えそうです。
・もっと読む>>いまのワークスタイルに満足してる? 転職のカギとなる「入社後ギャップ」
転職は人生を大きく変えるもの。後悔のない選択ができるように、さまざまな視点から自分のキャリアと向き合ってみてはいかがでしょうか?
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