グルメシーンに敏感なかたは「noma」と聞けば、「伝説のレストラン」とおわかりになるでしょう。「世界のベストレストラン50」で4度の世界1位に輝き、そのあまりの経済効果から「Nomanomics(ノマノミクス)」という言葉まで生み出した、いまなお注目を浴び続けるデンマーク・コペンハーゲンにあるレストランです。
nomaを率いるヘッドシェフ、レネ・レゼピの右腕として活躍したシェフ、トーマス・フレベルが、東京・飯田橋に「INUA」をオープンさせます。
このINUA、間違いなく、2018年の東京のグルメシーンにおけるトップニュースの1つとなるでしょう。
旅して見つけた日本の魅力
ドイツ出身のフレベルが日本にレストランを構えることになった背景には、彼が2015年、東京で行われたnomaのポップアップで来日し、日本に魅了された経緯があります。
「日本滞在時、カルチャー、風景、そして食材に魅了され、日本との強いつながりを感じました。日本を発ったとき、なぜか『日本と離れることは間違っている、やり残したことがたくさんある』と思ったのです」(トーマス・フレベル)
ポップアップ開催後、彼は、北は利尻島から南は沖縄の島々まで、採餌の旅へ。山、海、川、畑など、環境も気候もまったく異なる地域で、生産者との関わりをとおし、それぞれの魅力に引き込まれていきました。「日本の魅力はこの列島にもっと眠っているはず。まだまだ旅してみたいと思っています」と話します。
複数工程で食材の奥深さを引き出していく
旅先で出会う食材は、まず口にして自らの舌で味をチェック。瞬間的に「おもしろい!」と感じて採用するものもあれば、人種の異なるスタッフに味見をしてもらって意見を聞くこともあるのだとか。採用した食材、それぞれの特徴をどこまで奥深く引き出せるか、実験、研究を重ねていきます。
1つの食材に何工程もの手をかけ、それらが混ざり合い、ひと口ずつ驚きのあるディッシュへとまとめていくのだそう。だからこそ彼の料理には、日本の食材を使っているがゆえの懐かしさも感じられると同時に、「この味、なんだろう!?」という未体験の喜びも待っているのです。
料理のイメージ。コースメニュー29,000円。ワインペアリング(16,000円〜)もあり(ともに税サ別)。
「北欧の豊かな大自然と日本の奥深い森を旅して到達したのは、東洋と西洋には共通の普遍的なスピリットが宿っているという想いでした。INUAには、北欧と日本の国境を越えて響きあう、強いつながりがあるのです」(トーマス・フレベル)
国際色豊かなチームのすばらしい技術によって引き出された、日本の四季と自然の多様性を味わってみてください。「トーマスの夢を実現できて鳥肌が立つほど嬉しく、興奮しています。彼は稀有な才能を持つ最高のシェフです」と、レゼピも太鼓判を押しておりますので。
INUA
開業日:2018年6月29日(金)※予約は公式サイトにて受付中 / 住所:東京都千代田区富士見2-13-12 KADOKAWA富士見ビル9F / 営業時間:17:00〜 / 定休日:日月
[INUA]

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