たるみができる老化のメカニズムと、自分のなりやすいたるみタイプが分かる「たるみタイプ診断」を先日の記事で紹介しました。
今回は、重力などかかっていないかのように美しい40代の美容賢者の「たるみケア」アイテムを拝見! ご紹介する4種類のアイテムには、それぞれの美容理論が詰まっていて目からウロコです。
毛穴が詰まると重くなる。たるみケアはクレンジングから
左:FTCブライトニング セラムクレンジングVC ¥3,300、右:FTC ブライトニング ムース WB ¥3,800/FTC(フェリーチェ トワコ コスメ)
クレンジングこそたるみケアの第一歩、と話してくれたのはSAMURAIの代表、佐藤悦子さん。たるみタイプは「囚人タイプ」だったそう。
「君島十和子さんのこだわりが詰まったこの洗顔セットは、クレンジングこそたるみケアの第一歩と実感できる逸品。包み込むような優しいテクスチャーでハリ感アップが手に感じられる素晴らしい使い心地なんです」
毛穴のたるみは顔全体をたるませる原因に。どんなにたるみに効くと言われる美容液やクリームを使っても、クレンジングをしっかりしないと、美容成分も入っていきません。
「丁寧な洗顔、保湿、UVケアはFTCの掲げる基本の3ステップ。シャンプーを変えれば髪質の変化を感じるように、洗顔を変えることで肌質も変化します。与えることばかりに注力しがちですが、“落とすこと”が何よりも大事」と聞いて、なるほどと納得しました。
肌が「キュッ」と上がるのを実感。即効小顔を叶える美容液
左:トータル V セラム ¥8,600/クラランス、右:トランスダーマRアドバンスド ¥20,000/アルロン・ジャパン
美容家、経営者、3児の母である山本未奈子さんは、たるみタイプは「姐御」(タバコは吸いませんが……)。オススメするのはクラランスのトータル V セラムで、その名前の通り、フェイスラインを引き締め、“V”字に導いてくれる美容液だそう。
「手で温めて馴じませた美容液を、顔と首、デコルテにマッサージしながら塗ると、むくみがすっきりとれて、肌が引き締まるんです。クリームのようにこっくりしたテクスチャーなのですが、ベタつきは全くなく肌にのせた瞬時、美容成分が肌に吸いこまれていくのを実感できます」
深呼吸したくなるほどいい香りで、心も癒されリラックスできるそう。1日の終わりに使うと、深い眠りにつけそうです。
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透き通るような白肌の美容家で、たるみタイプは「侍タイプ」だった深澤亜希さんの一押しはアルロン・ジャパンの導入美容液。
「オイルのような質感の美容液で、肌にのせた瞬間ほんのり温かくなるので顔から首にかけて心地よくマッサージできます。これを使うと内側からハリに満ちて、キュッと肌があがります」
使い方もユニークで、美容液をつけたら5分間おいていつものスキンケアを行うそう。抗酸化作用の高いビタミンCやレスベラトール、還元型コエンザイムQ10など厳選された成分も配合。毎日使えば、深澤さんのようなたるみレスでハリに満ちた肌になれるかも。
内側からたるみに勝つ“力持ち”なクリーム
左:リサージ ボーテ サーキュリペアクリーム〈医薬部外品〉 ¥20,000/カネボウ化粧品、右:ヴァルモン Vライン クリーム ¥32,000/CVLコスメティクス・ジャパン
「顔のたるみは全身の代謝にかかっていると思う」という佐藤さん。巡りをよくするために毎日ごぼう茶を飲んだり、毎日ヨガも取り入れているそう。
そんな佐藤さんが顔のマッサージに最適だと言うのが、シミ・ソバカズを防ぎながらハリと弾力も蘇らせてくれるという、リサージ ボーテの薬用高機能クリーム。
「軽やかで香りのいいクリームで、肌がモチっとするので気に入っています。クリームをつけて、リファカラットレイでマッサージするのが定番のケア。顔から首にかけて心地よくマッサージすると、肌のトーンも顔も上がって若返ります」
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深澤さんオススメのクリームは、スイス発の高級化粧品、ヴァルモンのVシェイプクリーム(9月発売予定)。
「ほんのりハーブっぽい香りのクリームで優しい滑らかなつけ心地です。マッサージしながら馴じませると効果は一目瞭然。フェイスラインはキュッと締まり、シワが消えて肌はふっくらします」
細胞に働きかける美容成分がしっかり肌に浸透するので化粧ノリも良くなり、夕方になっても漲るハリと弾力を実感できそうです。
たるみを一掃してくれる美容家電で自宅エステ気分に
左:メディリフト ¥25,000/ヤーマン、右:NEWAリフト ¥62,800/ビューテリジェンス(アップジェル、電源プラグ、保管用ポーチ、取扱説明書付き)
「たるみケアは、肌内部へのアプローチが必須!」と言う山本さん。
ラジオ波によって肌の奥から温め、コラーゲンの生成・再生を促すビューテリジェンスのたるみ専用美顔器を自宅ケアで取り入れているそう。
「温めると肌の血行が促進され透明感がアップするだけでなく、後で使うスキンケアアイテムの浸透もグッと上がり、その効果もさらに期待できます。ぼやけたフェイスラインやほうれい線、首もケアできるので顔まわりがスッキリします」
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山本さんがもうひとつのイチオシが、ヤーマンのメディリフト。スターウォーズのようなこのマスク!「リフトアップのために鍛えたい筋肉、鍛えてはいけない筋肉」を研究しつくし開発されたリフトアップ専用のウェアラブル美顔器だそう。
「このマスクはEMSの効果でリフトケアのために鍛えるべき大頬骨筋や小頬骨筋をトレーニングしながら、咀嚼筋のひとつである咬筋(こうきん)をリリースできる優れもの。充電式でコードレスなのでながら美容にもオススメです」
使い方も簡単で、伸縮性に優れたシリコーンマスクをベルトで装着すること約10分間。シャープなフェイスラインを叶えてくれます。
美容賢者のたるみケアを取り入れて、重力に負けないお肌を目指してみませんか。
山本未奈子さん
美容家、経営者、3児の母。NY有数の美容学校を首席で卒業したのち同校で教鞭を執るまでに。その後、拠点を日本に移し2009年に「MNC New York Inc.」を設立し、多忙な女性のためのスキンケアブランド「SIMPLISSE(シンプリス)」を発表。現在はヘアアクセサリーブランドやスパの運営、ビューティシャン育成事業など、多方面で活躍している。著書に、『なんでやせないんだろう?35歳からの「もう太らない自分」の作り方』(講談社)など。
深澤亜希さん
幼少期をタイで過ごし、高校はアメリカへ留学。現在は、書籍の執筆、女性誌やWEB、TV、広告やトークイベントへの出演、化粧品会社や、商品開発のアドバイザー、またアジアでも書籍を出版、イベント出演など幅広く活躍。著書に『白ツヤたまご肌のつくりかた シミのできない魔法の美肌ルール40』(三空出版)、『人より輝く魔法』(宝島社)など。
佐藤悦子さん
早稲田大学教育学部卒業後、株式会社博報堂を経て、外資系化粧品ブランド(クラランス、ゲラン)のAD/PRマネージャーに。2001年よりクリエイティブディレクター佐藤可士和氏のオフィス「SAMURAI」のマネージャーとして、国内外の企業のブランディングのプロジェクトに多数携わる。一児の母。著書に『シミ・ソバカズを防ぎながら』(筑摩書房)など。
撮影/佐々木信行、文/諫山由梨子
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