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シンプル。77歳で英語が得意になれた3つの理由

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Image via Shutterstock

もうちょっと英語ができたら。若い頃にもっと学んでおけばよかった――。そんな思いを抱いている人も少なくないのではないでしょうか。日本人の多くが抱えているという“英語コンプレックス”。でも、まだ遅くはありません。

都内に住むキヨコさん(77)は、毎年夏になるとイギリス・バースにある語学学校「カプラン インターナショナル イングリッシュ」に3週間留学し、人生を謳歌しています。

大人になってから気づいた、学生時代からの夢

60年前、都内大手出版社の秘書として働いていたキヨコさん。結婚を機に退職し、夫の転勤に伴い国内を転々としていました。そして月日が経ち、「世界一周の船旅―ピース・ボート」の旅に出たことがきっかけで、英語への思いを新たにします。

「ずっと自分の言葉で、自分の思いを異なる文化の人に伝えたいと思ってきました。その気持ちは、女学生時代から変わっていなかったことに気づいてしまったのです」と、キヨコさんは振り返ります。

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キヨコさん(右)と語学学校の友人。

大人が初めて留学するための心得3か条

とはいえ、大人になってから初めての留学をするのは、ハードルが高いと感じても当然です。そんな人に向けて、キヨコさんが指摘する「大人の留学」のためのポイントがこちら。

1)自分で決意し、決定事項を人生の先送りにしない

2)重要となる留学場所をじっくりと選定すること

3)自らの性格を把握し、それに合った学校を選定すること

大人だからこそ、人に言われてやるのではなく、「語学を学びたい」という自分自身の気持ちに真摯に向き合うことが大切です。そして、受験や就職など、目的やタイミングが決められているわけではないからこそ、先送りにするのではなく、「今だ」と思ったときに実行すること。待っていては、人生はあっという間に過ぎてしまうからです。

憧れの町に暮らしながら英語を学ぶ

語学に限らず、大人が新しく何かを習得するには、心から楽しみ、知的好奇心を刺激することが重要です。アメリカ英語なのか、イギリス英語なのかといった違いももちろんありますが、それよりも大切なのは、「ここで学びたい」と本当に思える場所を選ぶこと。キヨコさんにとっては、それがイギリスのバースでした。

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「バースは、コンパクトで歴史のある古都・鎌倉といった印象の町。旅行で来て、この町に恋をし、ここで住むように暮らしながら留学したいと強く思ったのです」(キヨコさん)

信頼できる学校、コースを自分で選択

場所が決まれば、次は学校選び。大学とは違い、語学学校なら入学試験もないので、好きな学校を選べます。キヨコさんは、バースで定評ある語学学校の中から「カプラン・バース校」をセレクト。カプランは「K+ラーニングメソッド」と呼ばれる独自の英語教授法をもとに、アメリカやイギリスなど英語圏6カ国に38校を展開する、世界有数の規模を誇る語学学校です。

40歳以上のシニアコースも用意されていましたが、キヨコさんは、若い人の意見や思考を知るまたとない機会だと考え、あえて20代前半の生徒が中心の総合英語コースを選択します。そこで出会ったのは、世界中から英語を学ぶために集まってきた仲間たち。大人だから居心地が悪い、なんてことはまったくなかったそう。

「クラスの仲間は、ドイツ、フランス、スペイン、タイ、中国、韓国、そしてアフリカ、中東からと実にさまざま。互いの言葉のアクセントや違いを理解して、それを笑い合ったりすることがこんなに楽しいなんてね」(キヨコさん)

国際色豊かな仲間と、さまざまなことを語り合う

私立の語学学校では、生徒の英語レベルに応じたクラス編成がなされるのが一般的です。カプランでは初級、初中級、中級、中上級、上級と6段階が用意され、1クラスは12~15名の少人数制。日本の講義形式とは異なり、生徒同士がさまざまな内容についてディスカッションしながら学ぶ参加型授業です。

好奇心旺盛で、人、自然、音楽、歴史、そしてイギリスの料理にも興味があるキヨコさんは、授業を通じて疲れるどころか、どんどん元気になっていく自分を感じているとのこと。そして、留学を心から楽しんでいるうちに、いつの間にか長く心の中でくすぶっていた「英語コンプレックス」も解消できたそう。

日本のように机の前で文法やリーディングを学ぶのとは違い、さまざまな国籍の人と出会い、その人との会話を楽しむ中で学ぶ英語は、いくつになっても自然と頭と体に入っていきます。

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感動のある人生を

「人生は“Don’t stay in your comfort zone.”自分が安心できるところだけにとどまっていてはもったいないです。未知の選択をする限り、新しいことを学ぶ感動が得られます」と、キヨコさん。

大人になると、すでにいろんなことを経験しているため、新しい体験をすることが難しくなってくるもの。でもその反面、大人が新しい世界を体験すると、これまでの知識や経験があるからこそ、より深い理解や感動にもつながるのです。

語学だけでなく文化的にも知的好奇心が満たされ、視野が開ける留学は、他にはない魅力といえそう。「大人の留学」で英語コンプレックスを克服し、より充実した人生を楽しんでみてはいかがでしょうか。

カプランインターナショナルイングリッシュ
問い合わせ先:03-5909-2021(カプラン ジャパン)

カプラン インターナショナル イングリッシュ

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中島理恵
ライター。神戸大学国際文化学部卒業。イギリス留学中にアフリカの貧困問題についての報道記事に感銘を受け、ライターの道を目指す。出版社勤務を経て独立し、ライフスタイル、ビジネス、環境、国際問題など幅広いジャンルで執筆、編集を手がける。

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