働きやすさや仕事内容、勤務地……。
転職する時に基準となる要素のうち、多くの人にとってとりわけ重要なのが年収アップ。
では、それを実現できたのは全体の何割くらいの人なのでしょうか?
えーっ!? 転職で年収アップできた人は半数以下
超売り手市場と言われている昨今ですが、エン・ジャパン株式会社運営「ミドルの転職」が、転職コンサルタント132名を対象に実施したアンケート調査によると、実際はなんとも厳しいものでした。
まず、年収を交渉することで転職者の希望年収が実現する割合を聞いてみたところ、こんな結果に。
企業への年収交渉により、転職者の希望年収が実現する割合は?
1. ……50%未満(57%)
2. ……60%未満(20%)
3. ……80%未満(12%)
なんと、転職のプロが言うことには、年収がアップする割合は半分以下なのだそう。
年収の変化については、「51万~100万円程度のアップ」(41%)を希望する人がもっとも多いものの、実際には「~50万円程度のアップ」(27%)、「横ばい」(27%)で最終的に転職する人が多いようです。
同調査では明らかになっていませんが、もしかしたら年収以外の要素については希望を満たしており、意外と本人の満足度は高い可能性もあります。
年収アップを狙うなら……
一般的に、年齢を重ねるとともに良い条件での転職は厳しくなる、と言われています。
それでも転職で年収アップしたい場合に大切なこととして、多くの転職コンサルタントが挙げていたのは、
「自分が持っているスキルの棚卸し」
「キャリアプランの明確化」
また、市場における自分の価値を日頃から把握しておくこと、自分の強みや希望を第三者から見て分かりやすいように言語化できることも大切です。
今すぐ転職するつもりがない人も、いざという時のために「スキルの棚卸し」「キャリアプランの明確化」を準備しておくと安心ですね。
「年収アップは入社後の期待を高めることなのでリスクもある」というごもっともな指摘もありました。やみくもに年収アップだけを目指すのではなく、自分にとって何が一番大切なのか(お金、やりがい、健康など)を日頃から掘り下げておく作業も、とても大切でしょう。
[「ミドルの転職」転職コンサルタントアンケート]Image via Getty Images

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