毎日忙しくも、充実した日々を送るカフェグローブ世代。 アクティブな女性たちだからこそ直面する仕事の悩みを知りたくて、読者の皆さんにホンネで語り合ってもらいました!
座談会に集まったみなさん:
Nさん(新聞社グループ会社勤務)
Jさん(メディア制作会社代表)
Aさん(PR会社代表、メディアプロデューサー)
Oさん(フリーランスPR)
SAさん(人材紹介会社勤務)
Tさん(PR会社代表)
SHIさん(アパレル系企業勤務)
左より、Nさん、Jさん、Aさん、Oさん、SAさん、Tさん。
みんな、どんな働き方を選んでる?
——今日お集まりいただいた皆さんは、会社づとめや独立された方、そして副業されている方……と、さまざまな働き方をされていますね。
SHI「私はもともと会社員でしたが、9年間フリーランスPRをしていた経験を活かして、今は再び企業で働くスタイルを選びました」
A「私も最初は企業に勤めていましたが、“群れないB型”タイプなのか、会社員が無理でした。でも、思い切って、自分のブログや読モとしての発信力を生かして、大好きなファッション関連のPR会社を起業。結果的にはよかったと思っています」
T「PR会社の代表として、商品開発やオーガニック化粧品のブランディングPRなど、さまざまなお仕事に携わっています。現在は子育て中なので、タスクを多く抱えていても、無理のない範囲で責任を持って仕事に取り組むようにしています」
O「独立してPRのお仕事をされている先輩が多くて、びっくりです。私は30代でフリーになり、会社員時代とは違ってPRに特化する仕事ができ、プライベートも含めて自分で時間の管理ができる魅力を感じています。でも、独立後は会社員と違って部署が変わることがないため、キャリアの幅を広げにくいのが悩みでもありますね」
SA「私もアスリートフードマイスターの仕事のほうは、フリーで活動しています」
N「私は会社員として、新聞社のグループ会社に勤務しています」
——企業の内外にかかわらず、人の上に立ち、責任ある役職の方が多いように見受けられます。今のお仕事でふだん感じている問題や悩みは、どんなものですか?
SHI「私が会社で直面してる悩みは、人材を募集しても人がこないこと。ここ3年ほど急速に人材募集の難しさを感じています。『若者はどこにいるんだ?』といいたくなるほどです」
J「わかります! 私が以前に人材を募集したときには、ビジネスSNS “Wantedly”を活用したこともありました。若い人にはSNSのほうがヒットするかもしれませんが……それでもなかなか難しかったです」
SA「もしかすると、求職者が仕事や職場を選ぶ時代になっているかもしれません。私はキャリアカウンセラーとして、『内定が複数出てしまってどう断ったらいいですか』という悩みを受けるほどです。特にこの1年は景気の好転もあり転職希望の方が多く、初回カウンセリング予約もかなりお待ちいただいている状態なんです」
J「少子化傾向の影響があるんですか?」
SA「それだけではなく、採用マーケットがリーマンショック以前の景気に戻っているのが大きな要因かな? と思うんです」
SHI「それと、時代的に社員志向ではなくなってきているのかも」
N「逆に、私の勤務する会社は応募者がとても多くて。それに、社で抱える数十人のライターはほぼ契約社員のため、契約満期になると、どんなに尊敬できる方でもビジネスライクに切られてしまうんです。優秀な人材は会社として大きな財産だと思うのに、契約上、手放さざるを得ないのは残念だなと感じています」
今の時代ならではの悩み
——「人材確保」が悩み、というのも今の世相を反映しているかのようです。ところで、交渉や調整ごとも仕事の多くのウエイトを占めるかと思いますが、気をつけていることは?
SA「“フリー”だと、納期がざっくりだったり、賃金交渉が“言い値”になってしまったりすることも。昔は企業で広報の仕事をしていたので、依頼は常に詳細を詰めてから話を進めていたのですが、これが自分のこととなると、難しいものですね」
A「その苦労はとてもわかります。フリーだからといって賃金ベースを低く設定しまうと、その後の仕事にも響きますよね」
J「私はクリアにするタイプです。じゃないと、外部スタッフにご迷惑がかかるので。しかも今、SNSで発信される時代。あらぬことをつぶやかれたら会社の信用にも関わりますし……。やはり、仕事はWin-Winじゃないと続かないです」
O「私はクライアントになるべく具体例を挙げて、自分の実績を証明し、交渉するようにしています。御社にこれだけ貢献している、というものをきちんとデータとして示すように。クライアントとのコミュニケーションを大切にしながらお話を進めれば、フリーとはいえ、交渉におそれる必要はないと思います。ただ、会議に参加しても、何も決まらないことがあると、『その時間は何だったの?』って思うことがありますね」
SA「わかります。打ち合わせの時間から、仕事に入るのに……」
A「当然です! 時は金なり(笑)。打ち合わせの場合でも、費用が発生する場合はきちんとその対価を主張していいと思います」
仕事のホンネが次々に飛び出すカフェグローブ読者座談会。職種も年齢もさまざまだけれども、感じることは共通項が多いようです。
後編は、最前線で働く皆さんならではのコミュニケーションの“How To”にフォーカスします。
第2回 カフェグローブ読者座談会 開催決定!
しごとのホンネを語り合う、カフェグローブ座談会vol.2を開催いたします。
日時:2018年9月6日(木)19:30〜21:00
場所:メディアジーン内カフェグローブ編集部(東京・渋谷)
参加無料。詳細・お申込みはfacebookイベントページからどうぞ。
お申込みは8月31日(金)まで。皆さまのご参加、心よりお待ちしております。
文/齋藤規子、撮影/中山実華
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