「私の人生、幸せ」と感じるためにはどうしたらいいのでしょうか。
患者さん3000人以上の人生の最終段階に立ち会ったホスピス医、小澤竹俊さんが気づいた、「幸せ」を感じている人たちの共通点に学びます。
「幸せなコミュニケーション」特集番外編。
「よくできました」より「これでよい」
仕事でもプライベートでも、人から「よくできました」と評価されることを目標にしていませんか? 確かに、他者からの評価は達成感が得られますが、いつも「完璧な自分」を目指していると息苦しくなってきます。
それよりも、今できることを最大限にした上で、過去も現在もひっくるめて「これでよい」と言ってあげること。自分を満足させることで、幸福を感じやすくなると、小澤さんは著書『「死ぬとき幸福な人」に共通する7つのこと』の中で紹介しています。
自分の心に正直に生きる
続けて、「自分の心に正直に生きてこそ、品と艶のある人生が手に入る。お金はあなたを幸福にしない」と、小澤さんは指摘します。
お金や名誉は、簡単に人と比べることができるため、つい求めたくなります。でも、お金のために好きでもない仕事をして、幸せだと言えるでしょうか?
それより、本当に好きなことをして、結果として収入が得られたり、人とのつきあいが生まれたりしたほうが、ずっと幸福だし、品のある人生が送れます。
小さなことも「楽しいかどうか」を基準に選ぶ
ランチに何を食べるか、休日は何をして過ごすか。人生は選択の連続です。
そんなとき、習慣や義務感で選ぶより、それが「楽しいかどうか」を基準に選択すると、後悔のない人生に近づく、と小澤さん。
「一瞬一瞬を楽しむ」といっても、なかなか難しいものですが、「選ぶときにより楽しいほうを選ぶ」と意識するのは、今からでもできそうです。
身近な人を大切にする
今より幸せになるためには、何か特別なことをしないといけないと考えるかもしれません。でも、小澤さんは「日々の暮らしの中で、身近な人たちとの関係を大事にすること」が最高の幸せにつながる、と語っています。
自分のことだけでなく、身近な人たちを何より大事にすることで、人生はより豊かに、幸福なものになりそうです。
「死ぬとき幸福な人」に共通する7つのこと
著者:小澤竹俊
発行:アスコム
定価:1,100円(税別)
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