英語の発音に苦手意識を持つ人は多いですよね。読めるし話せもするのにうまく通じない。そんなコンプレックスはどうしたら解消できるのでしょう。
東洋大学総合情報学部とビッグアップルカンパニー社が共同開発した英語発音表記システム「Nipponglish(ニッポングリッシュ)」のサイトによると、それは驚くほどシンプルでした。
コツ1:すべてのスペルを発音しない
まず1つ目のコツは、すべての文字を発音しないようにすること。
日本語は文字をすべて発音します。けれども、英語では語尾の破裂音「p t k b d g」を発音しないことがよくあります。例えば「Hot dog」の場合、語尾の「t」と 「g」を発音しなければ、「ハッダー」と聞こえます。これがネイティブに近い発音。
逆にカタカナ発音のまま「ホットドッグ」と語尾の「ト」と「グ」をはっきり発音してしまうと、音節数が増えることでネイティブには違う言葉に聞こえてしまうのです。
コツ2:会話や歌は複数の単語をひとつの塊に
もう1つは音の塊(チャンク)を意識すること。
例えば、英語は子音で終わる単語の次に母音や半母音 「j h」で始まる単語がくると、音の「連結」(リンキング)が起こります。「n」で終わる単語の次に「t d th」がくれば、そもそも音が変化します。
つまり「Can I have a cup of coffee?」のネイティブ発音は「キャナイ ハバ カパ カフィ?」。
「キャン アイ ハブ ア カップ オブ コーフィー?」ではないのです。
歌うだけで発音がきれいになる
理論はわかったけど、そうそううまくはできない。
そんな嘆きに向けたサービスが、第一興商の通信カラオケDAMで2017年10月からスタートしています。洋楽カラオケにNipponglishのメソッドでカタカナルビを表示、そのルビで歌唱するだけで誰でもネイティブライクな発音になれるというものです。
さらには、この「カラオケNipponglish」で洋楽カラオケを歌うことを繰り返すと、123名中106名(87%)もの人が5回の歌唱で発音がよくなったのだそうです。
好きな洋楽をかっこよく歌えばネイティブライクな発音が身につくなんて、ちょっといいですね。
[Nipponglish, 株式会社第一興商]Image via Getty Images
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