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ハイヒールを買いに行ったら、サラ・ジェシカ・パーカーが出てきたよ!?

The New York Times

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お客さんに合った靴を探すサラ・ジェシカ・パーカーさん(Daniel Dorsa for The New York Times)

太陽の光が窓から差し込む、季節のわりには少し寒い日に、サラ・ジェシカ・パーカーさんの靴専門店がニューヨークにオープンしました。お店はサウス・ストリート・シーポートに面していて、初日から大勢の人が押し寄せました。ショーケースにずらりと並ぶ色鮮やかな靴と大女優のコラボレーションに、訪れた客はただただ魅了されました。

床にひざまずいて、お客に応対

「ごめんなさい、私を撮るのは禁止されてるの」パーカーさんにカメラを向けていた10代の女の子3人組に向かって優しく声をかけたのは、パーカーさん本人。「ごめんなさいね」

ここでは彼女を撮影することは一切許されていません。なぜなら彼女は舞台の上にいるわけではなく、ここでは普通の床の上を歩き、時にかがみ、カナダから訪れた中年女性の足に合う靴を探しているのですから。

「これらはイタリアで一つひとつ丹精を込めて手作りされたものです。内部にはナパ革を使用していて、とても柔らかく伸びやすいんです」パーカーさんは熱心にそう説明します。お客さんも大女優を目の前にして、腰掛けているオットマン製の椅子の色とおなじくらい頬を赤らめています

つい買っちゃいたくなります

パーカーさんは左右でデザインが違うキラキラ光るブーツを履いています。スタジオと呼ばれる膝の高さまであるブーツは灰色のスキニージーンズと相性抜群。アイシャドウもキラキラ光る緑色。まるで「大人版ディズニー」のプリンセスのようです。

「この靴、最高!」とスポーツウェアを着た女性が声を上げました。その女性の夫が少し恥ずかしそうに後ろから服を引っ張っています。「さっき5キロ走ってきたばかりでまだ足がむくんでるんだけど、この靴買っちゃいそう!」

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写真左:色鮮やかな靴のディスプレイ/写真右:商品の説明をするパーカーさん(Daniel Dorsa for The New York Times)

「今が靴を買うのにベストなタイミングですよ。その足の状態が一番正直な状態ですから」パーカーさんがそう声をかけます。

「あなたって物を売るのも上手なのね!」また興奮を隠しきれない様子で彼女は言いました。

本当に靴マニアだった

パーカーさんはショップ店員の経験こそありませんが、業界では「大の靴好き(Shoe dog)」として名が通っています。スケジュールが少しでも空いていたら地下鉄に飛び乗り、彼女が経営するもう一つの店である「テンポラリリー・パーマネント」や、商売仲間のブルーミングデールズに足を運びます。彼女の子どもが学校から帰ってくるまでは、時間を忘れて靴に没頭するのです。

「他の方法を知らないだけなんです」とパーカーさん。「私の頭の中にはつねに、3つのことしかないんです。1つはフレグラント、もう1つはモノを作ること。そして最後の1つは子どもたちのことです。目的に向かって前進するには、とりあえず足を前に踏み出すしかないと思っていて……。でもまだ自信はありません」

マノロ・ブラニク社長とコラボ

パーカーさんは、マノロ・ブラニクの社長兼CEOを務めるジョージ・マルケムス氏と一緒に、蝶ネクタイからゴム底のTストラップサンダルまで、とても女性が好みそうな商品をデザインしました。それら全ての写真をインスタグラムで投稿し、店に飾るものを決めます。ファッションだけにとどまらず、彼女はBGM作りまで行います。まるでホイットニー・ヒューストンの曲のように心地よく、作った本人も買い物をしながらつい口ずさんでしまうようです。

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床に膝をついて仕事に没頭するパーカーさん(Daniel Dorsa for The New York Times)

「正直苦手です」とパーカーさんが話すのは、商談をまとめることだそう。彼女の店の商品価格は、おおよそ3万円から7万円。「高価なものが多いので、お客さんには絶対買わなきゃいけないと思ってほしくないです」

SATCファンも来店

ニュージャージー州からやってきたとある女性。パーカーさんの靴を何足か試し、「私って特別なんです」と言いました。どうやら話を聞くところによると、今日が彼女の誕生日で、しかもガンが完治してから10年目の記念日だそう。彼女の今日1日のテーマは「セックス・アンド・ザ・シティ」らしく、映画に出てきたレストランで食事をしたり、キャリー役を演じたパーカーさんの店を訪れたり、ニューヨークを満喫するそうです。

セックス・アンド・ザ・シティは私の人生そのものなんです」

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色鮮やかな靴のディスプレイ(Daniel Dorsa for The New York Times)

パーカーさんはおじぎをして、少し言葉をつまらせました。先程の女性は靴を購入して次の目的地に向かいました。あのとき、映画のキャリーのように、大げさに彼女を褒めるのは違うと思ったと、パーカーさんは言います。

私は多くの人にとって意味のある何かになりたいです。その思いがこの店のオープンにつながりました。周りにいる人たちも私の目標を知って協力してくれました」

パーカーさんの夢は、セックス・アンド・ザ・シティを愛してくれた、キャリーを愛してくれた世界中の1000万人の夢を叶えることだといいます。そして実際に、ついさっき店でサテンのパンプスを購入した若い女性の夢を叶えてあげていたようです。

「炭水化物を食べに行かなきゃ」と、彼女は打ち明けました。

© 2018 The New York Times News Service[原文:Sarah Jessica Parker: Shopgirl/写真:Daniel Dorsa/執筆:Karin Nelson](抄訳:今西翼)


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