プレゼンやスピーチというものは、どんなに経験を積んでも毎回緊張してしまうものです。緊張さえしなければ、もっと力を発揮できるのにと思わずにはいられません。
『緊張をコントロールして最高の結果を出す技術』 の著者である石津貴代氏はメンタルトレーナー。日本プロ野球パ・リーグ球団、女子ラグビー日本代表選手といったアスリートだけではなく、経営者や女優など多岐に渡った職業の人々のメンタルトレーニングにあたっています。
ビジネスパーソンであれば、皆、緊張に関する何かしらの黒歴史を持っているものではないでしょうか。著者もまた、過去において緊張を原因とする苦い経験をしてきました。そんな自身の経験を通じて得た、緊張で損する人生を超えていくためのメソッドが本著には記されています。
緊張には5つのタイプがある
そもそも緊張には、以下のタイプがあるようです。
プライド型
コンプレックス型
トラウマ型
準備不足型
未経験型
プライド型は人からの評価を気にする完璧主義者で、コンプレックス型は自分に自信がない劣等感の持ち主。
トラウマ型は過去に人前で恥ずかしい経験をした人、準備不足型は事前準備が足りなかったり急に大役を任された人。未経験型は初めての経験や場所、相手に対して緊張する人を指しています。
同じように緊張するといっても、よく見ればさまざまなタイプがあるのです。
ビジネスパーソンに多い? プライド型の対処法
働く人の多くは、ある程度の場数はすでに踏んでいるはず。5つのタイプでいえば、プライド型が多いのではないでしょうか。
プライド型緊張の対処法として、著者は「矢印法」を紹介しています。
矢印は意識の方向を指していて、基本的に自分から相手に伝えたいというスタンスをベースにしています。自分が何をするべきなのかを明確に意識し、テーマを一つ決めて、自分でコントロールできることだけに集中して話す。相手の反応を深読みしすぎないことも、大事なようです。
相手からの評価に気を取られずに、集中して発信する。今年は一皮向けた自分になって、のびのびとプレゼンをしてみたいですね。
緊張をコントロールして最高の結果を出す技術
著者:石津貴代
発行:すばる舎
定価:1,400円(税別)

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