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美しさって何のこと? ボディポジティブについて考えた

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皆さんは自身の外見を、どう捉えていますか?

2018年11月に開催されたMASHING UPに先がけ、ハフポスト✕MASHING UPがコラボしたイベントが先日開かれました。

イベントのテーマは「ボディポジティブ」。ゲストは現役モデルやDJ、イベントオーガナイザーとして活躍するサマンサ麻里子さん、モデレーターはハフポスト日本版ブログエディター(イベント開催当時。現職はForbes JAPANコミュニティプロデューサー )の井土亜梨沙さんです。

「ボディポジティブという言葉を聞いたことがある人?」はじめに井土さんが会場に問いかけると、手を上げたのはたった数人。

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ボディポジティブとは、文字通り、体についてもうちょっとポジティブに考えてみよう、というムーブメント。私たちは一人ひとり外見が違うけれど、みんな自分の身体に誇りを持とう、というメッセージが込められています。

近年世界で起きている動きとして、痩せすぎモデルの使用を禁止する法律がフランスで施行されたこと、「ぽっちゃり」「小柄」「黒い肌」などさまざまな体型や肌色のバービー人形が発売されるようになったこと、「ぽっちゃりさん向け」のファッション誌が創刊されたことなどを井土さんが紹介しました。

自分らしいスタイルを選んだら、仕事が増えていった

カリフォルニアの大学でピアノを学んでいた大学時代、SNSを通してスカウトされ、7年前に日本でモデルをはじめたというサマンサさん。

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サマンサ麻里子さん。

当初は、事務所の意向もあり、「人気が出るように」とロングヘアーを茶色に染め、流行に合わせたファッションに身を包んでいたそう。でもニキビに悩まされて仕事はあまり入らず、オーディション会場でまわりの少女たちと自分を比べて、「わたしは太り気味」と自信をなくしがちになることも多かったとか。

お父さんを事故で亡くしたことをきっかけに、「どうせ仕事がないんだから、好きな格好しよう」としっくりくるスタイルを貫くようにしたところ、徐々に仕事が増えていきました。

「他の子と同じようにしていたのがいけなかったのかな、と。最初から自分らしくいればよかったなと思います」(サマンサさん)

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井土亜梨沙さん。

最近、日本でもブログやインスタグラムで体重やすっぴんを公開する芸能人が増えています。あるタレントがSNSで体重を公開しながらも、「わたしは体重は気にしないんだ」と宣言したことも話題になりました。サマンサさんも、「じつは、わたしずっと体重を測ってないです」とキッパリ。

「数字に縛られるのではなく、健康やコンディションを大切にしたい。知り合いのモデルで、食べないで減量しようとする子もいるけど、食事制限だけで痩せようとするのは本当に危険。わたしはストレスを溜めないように好きなものはなるべく食べるようにして、その分運動をするようにしています」と語りました。

まずは大人の教育から⁉

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「ボディポジティブは、欧米から始まりいわば海外から輸入した概念。日本でうまく広まるのでしょうか」。参加者からこんな質問があがると、井土さんはこう答えました。

「『ボディポジティブ』という言葉自体は誰も知らなくても、最終的にはその概念が皆に浸透している状態が理想かなと思います。そのためには教育が大事。大人が何気なく発する『あの人は痩せていて綺麗よね』という言葉が、子どもの『痩せている方がきれいなんだ』という価値観をつくってしまう。まずは大人の教育から始めるべきかもしれないですね」

自分からもムーブメントを起こそう

最後は、参加者全員でワークを行いました。まず、自分の身体の嫌いな部分やコンプレックスに感じている部分、それについて自身に向けている「心の声」を書き出します。その後、二人一組になり、その「心の声」を言葉にして隣の人に伝えます。

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「なんで一重まぶたで生まれてきちゃったんだろう?」
「そんなに太い脚で、よくスキニーパンツ履けるな」
「こないだ撮った写真、全部二重あごだったぞ」
「手も足も長くないし、あんまり自分の体型を出すような服は着ないようにしよう」
「食べすぎて甘やかしボディになったねえ」
「いくらメイクでごまかしても変わらないよ」……

それを聞いた相手の人が、感じたことをフィードバック。「そんなにひどい言葉で自分を追い詰めなくていいんじゃない」「とても素敵なのに、コンプレックスばかりにフォーカスしてしまっている」「周りはそこまで気にしてないよ」

なぜ私たちは痛めつける言葉ばかり自分に投げかけてしまうのでしょう。皆さんワークを通して気づかされたこともあったようで、終了後は一様にどこか晴れやかな表情をしていました。

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最後にサマンサさんが「もっと自分のことを大切に思ってください」とメッセージ。

井土さんも「メディア業界もファッション業界も、これから色々な業界が変わっていかなくてはならないと思います。でも、まずは子どもや友達、そして自分自身に言う言葉をちょっと変えるということも大事なムーブメント。少しずつそういうムーブメントを起こしていきませんか?」と提案し、イベントは終了しました。

※このイベントは、MASHING UPのサテライトイベントとして2018年10月26日に行われました。

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サマンサ麻里子(Samantha Mariko)
南カリフォルニア出身のブロガー、モデルとDJ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校のピアノ科を卒業後、東京でのモデルキャリアをスタート。ブロガーとしても日本や海外の様々なブランドとコラボレーションし、現在はコスモポリタンジャパンで連載を手掛けている。東京のあらゆるクラブやファッションパーティーでDJし、La Fondue Tokyoの設立者の1人でもある。ボディイメージについて書いたブログ記事はこちら

井土亜梨沙
1990年生まれ。一橋大学卒業。 Forbes JAPAN コミュニティプロデューサー。元ハフポスト日本版ブログエディター。ハフポストでは「Ladies Be Open」のプロジェクトを立ち上げ、女性のカラダにまつわる様々な情報を発信したほか、1か月間メイクしない自身の生活を綴った「すっぴん日記」なども担当した。

撮影/YUKO CHIBA(DOUBLE ONE) 取材・執筆/中村茉莉花(Cafeglobe編集部)

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cafeglobe編集部

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    【終了】シチズン時計株式会社「NewTiMe, New Me」キャンペーン × MASHING UP
    〜明日からできる、世界をほんの少し変える選択〜

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