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表面的ではない、本当の意味での「美しい生き方」とは?

毎日忙しいと、美しさやエレガンスという感覚を忘れてしまいがちです。大人の女性らしい生き方を常に心がけたいものです。

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『フランス伯爵夫人に学ぶ 美しく、上質に暮らす45のルール』の著者であるドメストル美紀は、18世紀から続くフランスの伯爵家に嫁ぎ、フランスのベルサイユで、フランス人の夫と二人の男の子、猫のマエストロとともに暮らしています。

かつて航空会社、投資銀行勤務を経験し、現在は執筆活動に勤しんでいますが、本著は、コンテス(伯爵夫人)たちから学んだエレガンスの真髄について書かれた一冊です。

今の時代に爵位というのも、やや時代錯誤な印象を受けますが、昔のように特権はないものの、フランスではいまだに爵位が存続しています。

夫が伯爵家の末裔であるということは知っていたものの、付き合っている間は特に意識はしていなかった著者。婚約相手として挨拶にいった日に、初めて義母や叔母、姉といったコンテスの存在を知ることとなります。

この出会いは、いわば、著者の生きる姿勢が大きく変わったスタート地点になります。

自分の軸をしっかりと持つこと!

本著は、表面的に品良く見えるコーディネートや美しく見える所作といったことではなく、コンテスたちの生きる姿勢に重点を置いた内容がまとめられています。

日本で仕事をする私たちが参考になる項目として、「わたくしはわたくし まねをしない、比較しない」といったものがあります。

伯爵夫人というと、専業主婦で優雅に暮らしているイメージを受けますが、貴族層ではまだタブーとされている離婚に踏み切ったり、バリバリと仕事をこなしている女性もいるようです。

コンテスたちと共に過ごしていると、それぞれが個性的に生きていることに圧倒されるという著者。何か疑問に思った時には自問して、「私の信条に反していないか?」と問いかけるというのです。

誰のものでもない「わたくしの生き方」を貫くためには、自分という軸をしっかりと持っていないとできないでしょう。

「右に習え」ではない、自分で自分の生き方を定める本当のエレガンス、美しく磨いていきたいものですね。

フランス伯爵夫人に学ぶ 美しく、上質に暮らす45のルール

著者:ドメストル美紀
発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
定価:1,500円(税別)

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ナカセコ エミコ
(株)FILAGE(フィラージュ)代表。 書評家/絵本作家/ブックコーディネーター。女性のキャリア・ライフスタイルを中心とした書評と絵本の執筆、選書を行っている。「働く女性のための選書サービス」“季節の本屋さん”を運営中。

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