仕事の説明や、今ハマっている趣味の説明……。仕事の場に限らず、説明する機会は日常的に山のようにあります。しかし、「その説明、難しくてよくわからない」と相手に思わせてしまっては元も子もありません。
『東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる』の著者である犬塚壮志氏は、10年間駿台予備校の講師を務め、現在はビジネスパーソン向けのセミナー講師として活躍しています。
東大在学中から受験指導に従事し、当時最年少25歳の若さで駿台予備校の採用試験に合格したという経歴の持ち主でもあります。その講座は申込当日に即日満員御礼、キャンセル待ちが出るほどの大盛況で、3000人以上を動員する超人気講座になったという伝説があるほどです。
大学時代にアルバイトから始めた予備校講師時代、著者は自身のことを典型的な「難しいことをそのまんま難しく説明してしまう」ダメ講師であったと称しています。
それはプライベートにおいても同様で、付き合っている女性に宝石のうんちくを語ってしまい、失恋に至ってしまったという逸話があるほど。
そんな経験を通じて、伝え方の型を編み出していくに至ります。
わかってもらう説明には、7つの型がある
「わかってもらう説明の黄金フォーマット」として、7つの型(Step)が挙げられています。いわば、相手を理解に導く階段であるといえそうです。
1. 興味をひく
2. 聴き手のもっている知識や認識にアクセスする
3. 目的を示す
4. 大枠を見せる
5. つなげる
6. 具体化、事例、証拠を示す
7. 転移
最初の「興味をひく」の型には、「秘密を醸し出す」という手法があります。
「これまで誰にも話したことがないネタなんだけど……」などといった秘密の匂いがするキラーフレーズは、内容の希少性を伝えることができます。
まもなく新年度、相手が理解できるように伝える手法を、今のうちに磨いておきたいものです。
東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる
著者:犬塚壮志
発行:PHP研究所
定価:1,500円(税別)

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