「先週は気分良く過ごしたのに、今週はなぜか気持ちが塞ぎ気味で調子が出ない」といった気分のアップダウン。こうした感情の変化には、自己肯定感の上下動が深く関わっているようです。
『自己肯定感の教科書』 の著者である中島輝氏は、心理カウンセラーであり、作家としても活躍しています。ツイッターやインスタグラムなどSNSのフォロワーは3万人超え。
しかし、その過去には壮絶な体験があったといいます。自殺未遂を繰り返すような困難な精神状況の中、独学で学んだセラピー・カウンセリング・コーチングを実践。35歳で克服した後は、15,000名を超えるクライアントにカウンセリングを行ってきました。
まずは、2つの法則を知ろう
本著は、自己肯定感がキーワードとなった一冊です。そもそも、自己肯定感とは、人生を支える軸となるエネルギーを指していて、自分の価値に関する感覚であり、誰もが備え持っているもの。
自己肯定感を高めていくためには、まず、この2つの法則を知ることがとても重要です。
・自己肯定感は、時と場合によって高くもなり、低くもなる。
・自己肯定感の強い人、弱い人がいる(総量が多い人、少ない人がいる)。
自分にYESといえる状態であれば、私たちはどんな困難に直面しても乗り越えていくことができるのです。
日常に取り入れられる! 自己肯定感を高めていく方法
仕事をする者としては、ウイークデーにおいて自己肯定感を高めていく方法をいくつか知っておきたいですよね。
まず、朝起きたら窓を開けて外の空気を取り込みます。そして、グーッと伸びをした後に顔を上向きにして、両こぶしを上に突き上げて「ヤッター!」のポーズを取ります。
これだけのアクションで血流が良くなり、脳内で恐怖を感じたときに出るコルチゾールが下がり、感情が「快」になるのだとか。
さらに、鏡に映った自分に向かって、肯定的な言葉をたくさん言う。これは、意識を書き替える簡単な脳科学のテクニックなのだといいます。
働いていれば、時にいろいろな日があります。憂鬱な朝は、自分自身でコントロールしつつ自己肯定感を高めていきたいものです。
自己肯定感の教科書
著者:中島輝
発行:SBクリエイティブ
定価:1,300円(税別)

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