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2020年、バービーロールモデルに選ばれた17歳/プロサーファー・松田詩野さん

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「You Can Be Anything(何にだってなれる)」。

これは、1959年に誕生し、昨年60周年を迎えたバービーのブランドコンセプトだ。いつの時代も女性たちが“自分らしく生きる道”を示してきたバービーは子供から大人までが憧れる存在であり、肌や髪の色、体型などにバリエーションがあるラインナップ、消防士や宇宙飛行士など 200種類以上の職業をテーマにしたシリーズなどで、それぞれに無限の可能性があることを現してきた。

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また、バービーは、3月8日の「国際女性デー」と9日の「バービー人形の誕生日」に合わせ、世界を舞台に活躍するSHERO(SHEとHEROを掛け合わせた造語)に、世界に一体しかない「OOAK(One Of A Kind)ドール」を制作し、贈呈する活動も行っている。

今年はSHEROの一人として、2020年東京オリンピックへの出場が期待される現役高校生プロサーファー、松田詩野さんが選ばれた

世界中の女性たちのロールモデルとなる人物としてSHEROに選出され、自身を象ったバービーを授与されたばかりの彼女に、自分の可能性を信じ、夢を叶えてきた道のりを聞いた。

私がバービーなんて、ドッキリだと思ってた

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——世界で一体しかない、松田さんのバービーが完成しました。手にされて、どう思われましたか?

自分が「世界のバービー」になるなんて、信じられなくて。実は、今日までドッキリだと思っていました(笑)。

ウェットスーツもサーフボードも、わたしが愛用しているものが再現されています。海に入る時、ポニーテールをしているので、ヘアスタイルもそっくり。「本当だったんだ!」と、嬉しさをかみしめています。

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出来上がったばかりの松田詩野さんモデル。

14歳でプロテスト合格は通過点、夢はその向こう側にある

——サーフィンを始めたのはいつですか?

小学校1年生の時です。地元・茅ヶ崎のサーフィン教室に通ったのがきっかけでした。自宅が海のすぐ近くにあり、父も趣味でロングボードに乗っていたので、自然にサーフィンをするようになりました。教室の初日から波に乗れて、両親がすごく嬉しそうだったのを覚えています。

波の上に立った時の感覚は、陸では感じられない特別なものです。その感覚に夢中になって、どんどんサーフィンにのめり込んでいきました。14歳の時にプロテストの規定をクリアしたんです。

——どうしてプロになろうと思ったのですか?

サーフィンを始めた頃から、“世界で活躍するサーファーになりたい”という夢があったので、プロになるのは、そのための通過点でした。

今はこのバービーのように、ボードを担いでプロサーファーとして世界を転戦しています。

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男女の賞金格差、試合条件の格差もフラットに向かっている

——「女性のプロサーファー」ということで、何かやりづらいことはありますか?

まだ男性の方が圧倒的に多いですが、女子のプロサーファーも増えているんです。それによって、わたしたちも活動がしやすくなりました。

今年から、世界大会では男女の賞金格差がなくなりました。以前は、男子と女子の賞金に差があったんです。

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——サーフィンの世界でも、ダイバーシティが進んでいるのですね。

そう思います。大会の試合スケジュールも変化しているんです1日のスケジュールは、朝の波の状態をチェックしてから発表されます。今までは、波のいい時間帯は、男子の試合が組み込まれてきましたが、徐々に、女子もいい波で試合ができるようになりました。

今後も、男女の差がフラットになるといいなと思っています。

一度として同じ波は来ない。だからいつでもできる限りの練習をして挑むしかない

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——松田さんが思い描いてきた「世界で活躍するサーファー」とはどんな人ですか?

プロとして活動している以上、「世界で結果が残せるサーファー」だと思っています。大会に出ていい成績が残せると、サーフィンの技術の高さや、アスリートとしての強さが認められます。今は大会で勝つことが、サーフィンに向き合う原動力になっています。

——サーフィンは当日の波の状況に左右されますよね。どうやって調整をしていますか?

波の状態は一度として同じではないので、試合前に戦略を立てることができません。だから、できる限りの練習をして、自信を持って挑むことを大事にしています。集中力といった自分のコンディションと、波の状態がピタッと合った時に、いい結果が残せている気がします。

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次なる目標は、東京オリンピックの出場権

——東京オリンピックが間近に迫っています。今の心境をお聞かせください。

サーフィンが、東京オリンピックで正式種目になったのは、私がプロになった14歳の時でした。当時は、自分が出るという想像はできず、サーフィンを大勢の人に知ってもらえるという嬉しさだけを感じました。

でも今は、東京オリンピックへの挑戦が最大の課題です。出場できるよう、精一杯、努力したいと思っています。

——最後に、松田さんと同じように、夢を叶えたいと考えている女の子たち、女性たちにメッセージをお願いします。

「好きなこと」が、大きな力になります。夢を叶えたいなら、ひたむきに頑張ることが大事です。何歳になっても、何かを実現したいという気持ちがあればそれだけで自信を持っていいと思います。

わたしも、もっと頑張ります!

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* * *

「できる限りの練習をして自信をもって臨む。周囲の状況と自分のコンディションを合わせる」など、どんな仕事にも通じるような高いプロ意識。だが、松田さんの素顔は、ふわりとした語り口と笑顔が眩しい等身大の 10代の高校生。「詩野モデル」のバービーを手に「家族が集まるリビングに飾りたいな」と、朗らかに話す姿が印象的だった。

弱冠17歳にして、厳しいプロの世界で数々の実績を残す松田さん。今後彼女はどんな活躍をみせるのか、どんなサーファーになっていくのか——

「You Can Be Anything」

これからの彼女の活躍は、世界中の夢をもつ女の子たちにそう語りかけるだろう。

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「好きなこと」が、大きな力になる。
何歳になっても、何かを実現したいという気持ちがあれば、
それだけで自信を持っていい。

プロサーファー・松田詩野

バービーロールモデルのインタビューサイトはこちら

撮影/キム・アルム、取材・文/石上直美

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