社会の牽引者たちは今、家でどんなインプットを行っているのか?
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、自宅で過ごす時間が増えつつあるなか、コロナ後の活動に向けた準備期間に充てている人も多いだろう。
「人生の岐路に立ったときに勇気づけられた」「キャリアやイノベーションを考える上でヒントになる」本やコンテンツを、MASHING UPにゆかりのある人々に教えてもらった。
ピーター・F・ドラッカー『非営利組織の経営』
日本の森づくりをベースとした国産材プロダクトのプロデュースのほか、熱帯雨林の再生活動、カーボンオフセット、ツーリズム、被災地支援も手掛ける一般社団法人モア・トゥリーズ。事務局長の水谷伸吉氏は、「非営利組織」の運営に関する本の再読に集中しているという。
水谷氏が挙げたのは、ピーター・F・ドラッカー『非営利組織の経営』(ダイヤモンド社刊)。
「マネジメントの父」ともいわれるピーター・F・ドラッカーが非営利組織に言及した著書です。NPOに限らず、教育機関や病院、労働組合などにも応用できる名著。出版は2007年ですが、決して内容は風化していません。何度読み返しても身になる一冊です。(水谷氏)
起業をめざす人や、経営の道を歩む人に今もなお多大な影響を与え続ける、現代経営学の祖、ピーター・F・ドラッカー。目標管理や事業部制など、今や当たり前となった経営概念を世に提唱した人物だ。
ドラッカーは、企業経営のみならず、早いうちから非営利組織(NPO)の台頭を予告。『非営利組織の経営』では、その衰退を防ぐ方策にも言及している。
リーダーのすべき役割から、逆にしてはならないこと。ミッションの具体化や見直し、戦略の立て方など、営利を目的にしないからこそ大切になるマネジメントの手法・哲学がコンパクトにまとめられている。
もう一冊、リチャード・P・チェイト他著『非営利組織のガバナンス──3つのモードを使いこなす理事会』(英治出版刊)もおすすめ。風通しのよい非営利組織をつくるための具体的な教科書だ。
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