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笑う門には福来る。幸せの「ひとかけら」を演出するために/モルソー店主 秋元さくらさん

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「笑う門には福来る」が座右の銘だという秋元さくらさん客室乗務員から料理人へと転身し、わずか13坪の小さなフランス料理店を構えたのが2009年のこと。

2017年に出産を経験し、その翌年には東京ミッドタウン日比谷に店を移転。つねに挑戦することをやめない秋元さんに、その原動力についてお話を聞きました。

秋元さくらさん
1980年生まれ。福井県出身。大学を卒業後、キャビンアテンダントとして航空会社に勤務。料理人になると決意して会社を辞めて調理師専門学校へ。白金「オー・ギャマン・ド・トキオ」などで修業を重ね、2009年にフランス料理店「morceau(モルソー)」を目黒にオープン。2018年、東京ミッドタウン日比谷の開業にあわせて店を移転。NHK「あさイチ」などのテレビ出演のほか、CM出演などでも活躍。一児の母。

一期一会ではなく、お客様の人生に寄り添える仕事がしたい

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秋元さんがご主人と営む「モルソー」の店名は、“かけら”という意味を持つフランス語。料理やサービスを通じてお客様の人生に寄り添うひとかけらでありたいという思いを込めて名付けたそうです。店には大きなカウンターがあり、秋元さんもお客様との会話を楽しんでいます。

キャビンアテンダント(以下、CA)として活躍していた秋元さんの人生を変えたのは、休みの日につくった一皿のオムライスでした。当時はまだ交際中だったご主人に「わぁ、おいしい。明日への活力になる!」とほめてもらい、「こんな日常的な行為で、誰かにパワーを与えられる料理はすごい」と、秋元さんの関心は料理へと注がれていくことに。

「お客様に喜んでいただきたいという点ではCAも料理人も同じです。ただ、お客様と一期一会になってしまうCAとは違って、料理人はお客様の特別な時間や人生に寄り添い、長く関係を築くことができるのが素敵だなと思いました。CAの仕事も大好きでしたが『もっと楽しい仕事を見つけちゃった!』という感じで、オムライスをほめられた次の週には会社に退職の旨を伝えていました。主人は全力でとめていましたけどね(笑)」

料理人への転身を打ち明けた人の9割はただ驚くばかり。残りの1割は秋元さんのご家族で「せっかくCAになったのに」と大反対をされたそうです。しかし「やりたいと思ったことをやらずに後悔するなら、悩みながらでも一歩を踏み出したほうが自分らしい」と秋元さん。その思いは、その後に何度となく訪れた転機に際しても変わらなかったそうです。

悩みながらでも一歩を踏み出したほうがいい。
転機が訪れるたびに、そう思ってチャレンジしてきた

母になって腑に落ちた、原点に戻れる恩師の言葉

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調理師学校、修業を経て、やっとこぎつけたオープン。その数年後には東日本大震災が起こり、経営の危機を迎えたことも。そんなとき、秋元さんの支えとなったのがご主人の存在。ソムリエの資格を取って、開業時からサービスを担ってくれています。そしてことあるごとに頼りにするのが、修業時代に白金「オー・ギャマン・ド・トキオ」の木下威征シェフからかけられた言葉だそうです。

「木下シェフがよく言っていたのは、『愛情こそが最高のスパイスであり、その人が食べて育ったお母さん以上の料理はつくれない』ということ。だからこそ、料理人は母親の愛情にかわる技術や知識を身につけなければいけないと、心をもって教えてくれました。思い出すだけで料理人を目指していたころの原点に戻れる言葉です」

そして母となった今、「木下シェフの言葉が自分ごととして腑に落ちるようになった」と秋元さんは話します。お子さんは3歳の女の子。夜、仕事を終えて帰宅するころには寝てしまっているため、朝起きて保育園に預けるまでの2時間が起きている娘さんと過ごせる大切な時間。出勤前に娘さんのごはんを作り置きしてシッターさんに託します。

「急いでつくるので野菜の大きさはバラバラですし、ごはんの水加減に失敗することもあります(笑)。ときに酸っぱくて、ときにしょっぱくて、ときにまずい。だからお母さんがつくる料理は飽きないのかもしれません。ただし、それは家庭での話。店ではつねに揺るぎない満点の料理をつくってお客様をもてなさなければいけないと、娘にごはんをつくるようになってあらためてプロ意識に喝が入りましたね」

母の愛情こそが最高のスパイス。
だからこそ、プロとして
それにかわる技術や知識を身につけなければいけない

いつも笑っている「チームのお母ちゃん」でありたい

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現在の店は、テラス席を含めると50席もある大きな空間。商業施設なので365日お休みはありませんし、スタッフの数も増えました。秋元さんの料理やお客様への思いを体現できるスタッフも育てなければいけません。

「人を育てるなんて私にそんな器はありませんが、安心して働ける環境はつくってあげられたらと思っています。『大丈夫大丈夫!』って、いつも笑っている“東京のお母ちゃん”でいたいなと。経営者としてスタッフが乗った船を引っ張る役目なので、落ち込んでいるところは絶対に見せたくないんです。主人にはいつも泣きついてますけどね(笑)」

秋元さんの笑顔の秘訣は「健康でいること」。

「私はドカーンと寝て、パカーンって起きる。健康です(笑)。時間があればからだも動かすようにしています。肉体的に疲れ切ってしまっては、モチベーションを保つことはできません。休憩や睡眠時間をしっかりとれるように、スタッフたちのセルフケアのサポートもしたいと思っています」

移転して3年目に入り、「大きなチームで働くことの楽しさを実感している」と語る秋元さん。現在は、アルバイトのスタッフを含めて約20人の大所帯で店を守っています。

「周りをフォローしたり、私を助けようとしてくれたり、スタッフの成長を感じると幸せな気持ちになります。どんなに苦しいことがあっても今のチームなら乗り越えられるという底力を感じています。将来的には夫婦ふたりで5席ぐらいの小さな店をやりたいと思っていますが、チームで店を守る楽しさも手放したくないですね。私たち夫婦の小さな店のそばにもうひとつ店があって、チームのみんなが『シェフ大丈夫?』なんて気にかけてくれる、大家族のような関係が叶ったら最高ですね」

いつも笑っている「東京のお母ちゃん」でいたい。
安心して働ける環境づくりが、上に立つ者の役目だから

休みの日には、オフのスイッチを入れる「腕時計」を

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ふだんは一緒にいる時間が限られるぶん、休みの日は家族で思い切り遊びます。オフのスイッチを入れてくれるのが腕時計。CA時代には必需品でしたが、現在はオフの日にアクセサリー感覚でお気に入りの時計をつけているそうです。

「秒針が回るのをずっと見ていられるぐらい、時計が大好き。つけていることを忘れるぐらいの重量感で、水に濡れても大丈夫なら料理中もつけたいんですけどね」

そこで今回、秋元さんに試してもらったのは、「シチズンxC(クロスシー)」の basic collectionより、イエローゴールドカラーとシルバーカラーがコンビになったモデルです。

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シチズン クロスシー basic collection Titania Happy Flight EC1166-58A 78,000円(税別)

「結婚指輪を選ぶとき、私の肌にはイエローゴールド系が似合うと言われたことがあったんです。だからこの色は好き。料理人の手には華奢なドレスウオッチは似合わないので、コンビのブレスレットというのも気に入りました。驚くほど軽くて5気圧防水の防水性能を備えているので、仕事中にもつけられますね」

これほどの軽さを実現したのは、ステンレスの代わりに「スーパーチタニウム」という素材を用いたから。肌にもやさしく、傷がつきにくい「デュラテクト」というシチズン独自の表面硬化技術も採用しています。

電波時計なので時刻・日付あわせをせずとも正確に時を刻みます。「光発電エコ・ドライブ」機能が搭載されているので 電池交換が不要のため、廃棄電池を出しません。また、簡単な操作で世界24都市の時間がすぐにわかる「ハッピーフライト」機能は、勉強や研修で海外に行く機会の多い秋元さんをサポートしてくれるはずです。

お客様の特別なひとときが、幸せなものであるように。そのために自身の健康管理はもちろん、時間の管理も怠らない秋元さん。

「同じ1時間でも、楽しいときはあっという間に過ぎていくけれど、イヤなことが立ち去るのを待つときは長く感じて時間を無駄遣いしたような気持ちになりますよね。仕事をしているといろんなことがありますが、どんな課題にもポジティブに向き合って有意義な時間の使い方をしていきたいですね」

仕事をしているといろんなことがある。
でもポジティブに捉えて有意義な時間を過ごしたい

撮影/小禄慎一郎、取材・文/大森りえ

シチズン

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