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コロナ後の本当の「幸せ」とは?/幸田フミ氏の#stayhomehack

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まだまだ自宅で過ごす時間が多いなか、コロナ後の活動に向けた準備期間に充てている人も多いだろう。

「人生の岐路に立ったときに勇気づけられた」「キャリアやイノベーションを考える上でヒントになる」本やコンテンツを、MASHING UPにゆかりのある人々に教えてもらった。

マルロ・モーガン『ミュータント・メッセージ』

book

image: KADOKAWA

NYパーソンズ大学卒業後、現地のマーケティング会社でウェブサイト構築などを手がけたのち、帰国してウェブコンサルティング会社ブープランを創業。IT活用のアドバイスや講演、執筆を行う一方、アニマルフリーの女性用ビジネスバッグブランド「FUMIKODA」のCEO兼クリエイティブディレクターを務める幸田フミ氏が選んだのは、文明社会に警鐘を鳴らす一冊、マルロ・モーガン著『ミュータント・メッセージ』(角川文庫)だ。

不穏なニュースばかりのタイムラインを流し読みしながら、「人間の幸せってなんだろう」とぼんやり考えていた時に、ふと思い出して、久しぶりに本棚から取り出しました。もう廃刊になっていますが、文明社会に慣れきった私たち現代人の危うさがえぐり出されていて、読み終えてから「幸福観」がガラッと変わった本です。(幸田氏)

主人公の現代人(アメリカ人女性)がオーストラリアの先住民・アボリジニの集団と出会い、灼熱の砂漠を歩く旅に出る。過酷な自然との共生を通して、宇宙のエネルギーや自然の尊さ、そして本来人間に備わっている能力に気づいてゆくストーリー。

生き延びることがやっとの厳しい環境の中で、物質に執着することなく、自然にすべてを委ねて生活している先住民の美しく逞しい姿がリアルに描き出されている。

地球に寄りそって暮らしてきた先住民や生物たちの生活を、ぐちゃぐちゃに荒らしてしまった文明社会。それは、はたして現代人をも幸せにしたのだろうか? と問わずにいられませんでした。メイド・イン・アース(地球生まれ)であるはずの私たちが見失ってしまった生き物としての遠い記憶が呼び覚まされて、じんじんくる一冊です。(幸田氏)

ポストコロナのこれから、私たちはさらに予想外の変化を体験することになるかもしれない。生き方を見つめ直すために、参考にしたい良書である。

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笑う門には福来る。幸せの「ひとかけら」を演出するために/モルソー店主 秋元さくらさん

「一期一会ではなく、お客様の人生に寄り添える仕事がしたい」と、CAから料理人へ転身した秋元さくらさん。つねにチャレンジを続けるその原動力について話を...

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中島理恵
ライター。神戸大学国際文化学部卒業。イギリス留学中にアフリカの貧困問題についての報道記事に感銘を受け、ライターの道を目指す。出版社勤務を経て独立し、ライフスタイル、ビジネス、環境、国際問題など幅広いジャンルで執筆、編集を手がける。

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