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「使わない」から「循環させる」発想へ。アニヤ・ハインドマーチのプラスチック・バッグ

「いいモノ」であるだけでなく、それらを入手することで社会に少し貢献できたり、わたしたちをちょっとエンパワーしてくれたりするアイテムを紹介する「mu_lifestyle」

今回は、使用済みプラスチックから生まれた、強く美しい「アニヤ・ハイドマーチ」のバッグ

世界中が熱狂し、レジ袋削減に貢献した立役者バッグ

「アニヤ・ハインドマーチ」は2007年、「I’m NOT A Plastic Bag」というキャンバス・トートを限定販売した。発売初日には英国のスーパーマーケット・Sainsbury’sの各店舗にあわせて約8万人が列をなすなど世界中から注目され、プラスチック・バッグ(レジ袋)の使い捨てに関する注意を喚起することに成功。

実際、英国内で2006年までに106億枚用いられていたレジ袋が、このキャンペーンを経て、2010年には61億枚にまで減ったと報告されているし(The British Retail Consortiumより)、前述のSainsbury’sでは2007年からの2年間で無料のレジ袋使用量を4割強(約3億枚)削減している。

使用済みプラスチックを循環させて生まれた新バッグ

しかし、アニヤ・ハイドマーチはこう語る。

「2020年を迎えたいま、使い捨てにされるプラスチックの問題が解決したわけではありません。単にプラスチックの使用を減らすよう『心がける』ことから、ものを作る過程に『素材を循環させる』という考えを織り込むことへと、目指すところが移っていったのだと思います」(アニヤ・ハイドマーチ)

こうして、このたび新たに生まれたのが、キャンバス地ではなく、プラスチックそのものを再利用した「I AM A Plastic Bag」だ。

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写真はすべて「I AM A Plastic Bag」コレクションより。バッグには500ccのペットボトル32本が再利用されている。トートバッグはスモールサイズ(H24×W44×D12cm)83,000円〜(税別)。

地球上には80億トンのプラスチックがあるといわれますが、それを捨てようとしても、そんな場所は存在しないと聞いたことが、今回のアイテムを作るに至ったきっかけです」(アニヤ・ハインドマーチ)

そこで使用済みペットボトルをリサイクルし、素材を作ることに。2年をかけ、コットンキャンバスのような風合いを持つファブリックを開発した。さらに自動車のフロントガラスが割れた際に飛散を予防するために使われるプラスチックを再生したPVBという素材でコーティングし、強度をアップ(つまり長持ち!)。

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興味深いのは、環境問題に着目したアイテムでありながら、トリミング部分に動物皮革を採用している点。リサイクルレザーでは、加工の終盤に結局プラスチックを用いらざるをえない。合成皮革はプラスチックそのものである……というところから、まわり回って食肉産業の副産物として排出されるレザーに落ち着いたのだそう。

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斜めがけストラップがついたスマホケース(32,000円)や背面にカードスロットがついた薄型ウォレット(35,000円)、ポーチ(25,000円〜)など、小物も充実(すべて税別)。

気づきを与えるインスタレーションとともにお披露目

本国でのお披露目時には、3軒の店舗をクローズし、9万本の使用済みペットボトルで店内を満たす象徴的なインスタレーションを実施。9万という数字は、英国内で8.5分ごとにゴミ処理場へと運ばれるペットボトルの数。日本でのローンチの際も、表参道ヒルズにて同様のインスタレーションが展示され(写真下)、どれだけの数のペットボトルが、日々、使い捨てされているかを視覚的に訴えた。

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I’m NOT A Plastic Bagから、I AM A Plastic Bagへ。使用済みプラスチックから、美しく、長く使えるものを生み出すことができると、アニヤ・ハイドマーチお得意の遊び心あふれる提案がなされた。

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アニヤ・ハイドマーチ

電話:0800-800-9120(カスタマーサービス)

アニヤ・ハインドマーチ, I AM A Plastic Bag

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多田亜矢子
編集&ライター。2006年、マガジンハウスに入社。雑誌『Hanako』『GINZA』編集部に勤務し、ビューティ、ファッション、グルメなどを担当。現在はフリーランスとして「Hanako.tokyo」や「FUDGE.jp」などで活動中。

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